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【第5回】「おそとでカラダを許したくなるスープ春雨を食べてみた」の巻

2015/09/25 09:20 JST配信

こんにちは!

おそと呑み研究所所長の加藤です。

やんちゃな雨が続いていますが、おそと呑みの調子は如何でしょうか??

酔っ払った後、流れで続けて呑みに行くとマジか!って位ボラれたり、携帯なくしたり、いろいろありますね。

私は最近、シンガポールでおそと呑みを試みて、やらかしてしまいました。

シンガでしっかりご飯を食べた後の〆で、ローカル料理屋さんに行きました。少しのローカル料理とビールを1本ずつ頼んだら、なんと、 4人で95SGD(約8100円)でした。

かっこいいレストランじゃありません。おそとに近いローカルフードレストランです。ボラれてるかと思い、確認しましたが、明朗会計でした。何が恐ろしく衝撃かって・・・ 全くぼられてないこと です。

断固たる覚悟無くふらっと立ち寄ると、魂を抜かれ、意思さえ保てない、息をはくようにお金が消える大都会シンガの一面を垣間見た気がしました。

というわけで、気を取り直して、スイートホームタウンで今回は、 おそとにスープ春雨(ミエンガー) を食べに行きました。

ミエンガーってなんなのさ?

鶏と春雨の「スープ春雨」のことをベトナム語で 「Mi?n g??(ミエンガー)」 といいます。イメージしやすいのは、日本でコンビ二とかで売っていて朝ごはんなんかで食べる、カップ入りの春雨スープ。

日本では〆の料理がいろいろあるけれど、ベトナムではフォーかラーメンぐらいだと思っていませんか?

日本で健康食品として売られているこの春雨スープ、ベトナムではこの本格派バージョンがおそとで深夜でも気軽に食べることができるのです! そしてこの春雨、米粉や緑豆粉で作ったものもありますが、主に「クズウコン」という植物の根っこを粉にしたものでできているんです。

クズだかウコンだかはっきりしろ!って感じの名前ですが、実際ウコンのような外見で粉がクズ粉とそっくりという、やっぱりクズだかウコンだかはっきりしない代物の上に、「葛鬱金」とうい憂鬱になりそうなぐらい難しい字を書くのですが、これがまた消化が極めて良いらしく、ヘルシーでお腹にやさしい。呑んだくれた後、 〆たい!でもビールでおなかいっぱい!悲しい!けど〆たい! という満腹中枢がぶっ壊れてるオトナの我侭な感性を包んでくれる存在です。

深夜、呑んでタクシーを待ってる間、一日を振り返って思い出すのは、家族とミエンガー。乗車中、台湾に一杯も存在しない台湾ラーメンばりに、 サイゴンミエンガー! みたいな超合金ネームをつけて、六本木でFC店だしたら、ヘルシー志向の白人にいけるのでは?と妄想するほどです。

おそとのロケーションは最高です。サイゴンの今昔物語が視界全部に広がります。

目の前にはダンキンドーナツ、美味しいチキンのポパイ!

対面には、マリア像と大教会と中央郵便局!

フレンチコロニアルがやけに凛々しくみえるロケーションです。

マリア像近辺でうろうろしてる巷で噂のホットガール、ホットボーイ達の生態もチェックできちゃいます。(ちなみに、マリア像近辺は、公園の縁石に英字新聞が敷かれていて、座るとすぐメニューがでてくる有料おそとカフェになってるので、ご注意を)

ミエンガーで思い出す青臭い日々

昔のベトナムの風景と、現在進行形のベトナムの風景を見ながら、その行間で極上のミエンガー。

大きい釜でがんがん炊いたチキンスープと、やさしい春雨のシンフォニー。

全く寒くないのに、なぜだか心までぽかぽかになり、 「あーーー。。」 と思わず声が漏れます。

「俺もベトナムも、ここまでいろいろあったな~。もしかしたら俺たちどっかで会ってたのかも? ごめん、次も会いたい、どうしたらいい?」と、擬人化したベトナムという国と、ゲスいホットボーイトークが来越1日目からできます。その後、遠くを見つめ、翌朝絶対に後悔するとわかっていても、夜の闇に飛び込んじゃえ!だってにんげんなんだもの、と・・・思わせることも不可能ではないかもしれません。

いろんなミエンガーを食べましたが、ここは美味しい! 豚骨スープ?と思う位のしっかり煮込まれたチキンスープ は、博多ラーメンをほうふつさせます。

また、ちょいと甘めの焼き鳥と、

つけあえわせもおそとビールにぴったり。

二次会の予定が、もう1回!リスタートを切れちゃいます。

ふわーっとしてると、突然、現れる1990年。

「勉強という名の暗記作業」に苛立ち、作家名と本のタイトルを丸暗記しながら、一冊の本も読んでいないという状況って何なの?とか、

「会話という独り言を毎日、周りとどうしても繰り返してしまう自分の唇、教師にしかなれなかったオトナの授業と説教、もー、ムリ、全部イヤダ。。」と、青臭やさぐれ気味で、校舎の窓に小石を投げ、割れずに跳ね返ってびびってた人生の練習生時代を思い出しました。

ここのおそと呑みは、ショートトリップもできるかもしれません。

~今回の研究成果~

1、〆たい!でもビールでおなかいっぱい!そんな大人にミエンガー

2、青春時代へトリップしたい、そんな大人にもミエンガー

今回行ったお店

Mai Xuan Canh(マイスアンカン) 詳しくはこちら

著者紹介
おそと呑み研究所所長 加藤将司

某外資系人材紹介会社 勤務

ベトナムのおそと呑みをこよなく愛し、その素晴らしさを広めるため、日々普及活動に勤しんでいる。おそと呑み親善大使に任命してもらうことが、目下の目標。(どこから任命されるのかは不明)

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