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【第31回】DOORSの夏渡航総集編[前編]

2019/10/24 11:15 JST配信

みなさんこんにちは!早稲田大学公認ボランティアサークルの DOORS-日越交流プロジェクト― です。

DOORSは年に2回、春と夏にベトナムへ渡航し、主にホーチミン市内の小中学生への奨学金授与と現地学生との交流会企画運営による教育支援を行っている団体です。今回は、冬太りから一向に抜け出せないのにもう夏が終わっちゃったと焦る堀が担当します。

これまで全30回にわたって我々の活動をお伝えしてきた本コラムですが、今回は「総集編」ということで今年8月に行った活動を前編、後編に分けてすべてご紹介したいとおもいます!

新メンバーベトナム初上陸!!

DOORSは毎年メンバーが代替わりをするので、 新メンバーの1、2年生にとっては毎年夏の活動がが初めてのベトナム渡航 となります!現既存メンバーのうち最多の渡越は3回となり、そうなるとベトナムにもはや感動はなく、相変わらずバイクの多い道にも慣れた模様。それと比べて、さすが新メンバーのリアクションは新鮮でした!空港からホテルまでの道中も、バイクのあふれる道に釘付けで夢中でカメラを向けます。到着後は仮眠をとった後、初日は戦争証跡博物館へ観光気分で向かいました。そのあとは各自でショッピングへ行ったり、ベトナムフードを食べに行ったり、疲れ切ってホテルへ戻るメンバーもちらほら…。ベトナム渡航の初日は毎回プチ観光を行います!

新メンバーはバイクの量に驚き思わず車内で撮影

ベトナム料理ブンチャーを求めて!

もしかして…僕、モテ期???

ベトナムにきて毎回驚くのは ベトナム人女性の積極的な行動 です。DOORSは交流会などを通して老若男女を問わずさまざまなベトナム人と交流しますが、「一緒に写真を撮ろう!」とよく言われ、気付づいたら1人の男子メンバーに写真を求める女子が殺到!なんて光景を目にします。1年生のさとし君に飲食店で早くもそんな光景が見えました…。まんざらでもなさそうですね!

一番人気?のさとし君 

ん?日本語うますぎない?

今回は、種類の異なる交流会をいくつか催しましたが、最初に FTU大学 で日本語を勉強している学生との交流会について紹介します。そこの大学生たちは、みんな口を揃えて「将来の日本の会社で働きたい」とのこと。やはり日本で働くことを夢見る学生は多いようです。

交流会では、自己紹介のあとお互いの学校紹介ビデオを上映したり、クイズやゲームをして友好を深めました。グループで相談しながらクイズを解いていくのですが、そこでの 日本語の会話がとにかくスムーズで驚きを隠せないDOORSメンバー 。「何年日本語勉強しているの?」と聞くと「半年」との返答。一番長く勉強していると言う学生でも2年…。どれだけ自分たちが日本で中途半端な学習をしているのか、身に沁みました。「夢を持って本気でやれば、たった半年でも異言語でコミュニケーションがとれるのか…」と開いた口が塞がらない、そんな内省を促してくれる交流会でした。

交流会の様子

日本語うますぎ!

学生たちみんなで集合写真

DOORS初の挑戦

DOORはいつも交流会の企画を自分たちで行います。どんなテーマで、対象者は誰で、何を目的にするのか、すべて自分たちで丁寧に考えます。今回は「日本を知ってもらう」というテーマのもと、ホーチミン市内からバスで3時間かかる中学校で初めての交流会を行いました。当日は100人弱の生徒が集まってくれました。この学校には外国人が来るのは初めてだったようで、みなさんとても歓迎してくれました。

わたしたちは、日本の伝統的な遊びや文化に触れてもらうことを目的に、福笑い・割り箸鉄砲・ストラックアウト・習字・浴衣の着付けコーナーの5ブースを設けました。用意したゲームを心から楽しんでくれたり、浴衣を着て嬉しそうに写真を撮り合ったりする生徒たちをみて、 企画をした私自身も日本文化の素晴らしさを再確認できました 。ボランティアとして今回訪問させていただいた私たちの方が、生徒たちから学ぶものは多かったようにも感じる初の企画となりました。

自撮りを楽しむ生徒たち

習字ブースにて

現地中学校にてDOORSメンバー集合写真

さらに、もう一つの初挑戦ということで、今回は 野外での交流会 も行いました。「 カラフル日本語クラブ 」という社会人から学生まで日本語を勉強している幅広い年齢層が集まったクラブの方たちとの交流会です。DOORSはカラフル日本語クラブとは毎回交流会を行っているので、顔見知りとなった人もチラホラ。ということで今回は思い切って「野外活動交流会にしよう!」となりました。

野外交流会の内容は、チーム毎にくじ引きでひいたテーマに合う物を徒歩圏内のお店で購入するというもの。テーマの中には「夢のある物」などチーム内の話し合いが必要なものもありました。日本語レベルがさまざまではありますが、チームで協力し納得のいく物がそろい、達成感が得られました。また、余った時間でカフェに行ってお喋りしたりと、メンバー間で多くの時間を共有し、国を超えて絆が深まった一日になりました。

前編はここでおしまいです!ここまで読んでいただきありがとうございました。後編もお楽しみに!

著者紹介
DOORS―日越交流プロジェクト―

早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター(WAVOC)公認 DOORS―日越交流プロジェクト―

「相互理解・相互成長」を理念に、年2回ベトナム・ホーチミンの小中学校と高校で「交流」を通じた教育支援と奨学金支援をしている学生ボランティア団体。


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