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【第14回】年長組 お泊まり保育2020年度版

2020/12/21 10:30 JST配信

お泊まり保育では、いつもの仲間と違ったメンバーが一緒になるような5~6名のグループを作ります。そのグループのメンバーと相談をしながら、2日間を過ごすことがお泊り保育のひとつの大きな目的です。

今年度はコロナの影響で、4月の年度始めに実施する様々な予定が5月中旬にずれ込みました。各行事が後にずれたり、2学期の間にいくつか大きい行事が重なったりと先生方にとって忙しい時期となりました。例年は7月に行っている「お泊まり保育」も今年は12月の始めに移動をしました。11月には運動会があり、年長組にとっても慌ただしくなってしまうのではと多少心配でしたが、今年は新しい企画も組み込み、例年とはまた違った味のお泊まり保育になりました。その内容について紹介をします。

夕食のカレー作り

お泊り保育は1日目午後の登園から始まります。荷物の整理がそれぞれ済んだら、早速夕飯のカレー作りに取り掛かります。エプロン、三角巾を装着し、グループ毎に野菜切りが始まりました。

最後の仕上げはキッチンスタッフに任せましたが、みんなで作った初めてのカレーの出来具合が待ち遠しい気持ちのまま、次の計画へ。

プライベート農園に

今回の目玉となる excursion(遠足)へ。行き先はニャーベーにあるプライベート農園です。5haの土地の一部をオーナーさんが設計改築して、魚釣りやゴルフパター、水上ボート、ツリーハウス(建築中)、菜園があり、素晴らしい体験をすることができます。

今回の体験学習のメインとなるのが、水ヤシの生態系の見学でした。少し細い道を歩いていくと、鉄格子の橋があり、ちょっとドキドキしながら渡ると、水ヤシを間近に観る事ができる川沿いに出ました。小学生以上は実際に川に入って体験ができるようですが、園児達は水ヤシがどうやって生長するかの説明を聴きました。少し難しいかと思いましたが、実際に見ることの大切さを改めて感じる機会となりました。ヤシの実が川の流れにのって、一番適切という場所で止まり、そこに根付く。その止まる場所は川の流れが決めるという自然の神秘を学びました。

ヤシの実の試食、ココナッツドリンクの試飲がありましたが、子どもたちにはちょっとハードだったようです。その後はアロエの鉢植え体験、さらには、制限時間内に畑にどれだけアロエを正しく植えられるかというグループ対抗の植え付け合戦があり、優勝をかけての真剣勝負となりました。1時間半のプログラムでしたが、ベトナム人スタッフの企画ということで、こちらも普段とは違った内容に驚かせてもらました。ベトナムの自然を体で感じることができた時間となりました。

キャンプファイヤー

園庭で火を囲んでのひと時です。『ハイヅカ』で火を呼び、飛び入りで来てくれた大学生の静かなギターの音色で、火が燃えてくるのをじっと待ち、『燃えろよ燃えろ』で炎が大きくなる様子を見入りました。その後は『キャンプだ、ホイ!』『タタロチカ』で踊りまくり、「しりとりクイズ歌合戦」では、グループ対抗で歌合戦。最後は先生たちとベトナム人アシスタントによる「影絵劇場」で手を使った影絵に感動をしました。子ども達にとって、この夜が楽しかったことは間違いありません。

ジェスチャー大会

ジェスチャーのお題が与えられました。空に輝く「ほし」、今日見た「水ヤシの木」、キャンプの「炎」です。3グループ毎全員が体を使ってお題を表現します。相談し、協力して一つのものを作り上げ、観客に見てもらい、感想や評価を受けました。

1泊2日の経験でしたが、親元を離れ仲間と一緒に過ごすことは年長組の子ども達にとって、大きな楽しみと少しの不安が混在していたかもしれません。お迎えに来てくださったご両親を見て、安堵の色を隠せない子ども達でした。

著者紹介
多々内三恵子
おおぞら日本人幼稚園理事長・園長。

タオディエン日本人幼稚園園長。

静岡大学教育学部附属幼稚園・青山学院幼稚園教諭を経てホーチミンで日系幼稚園を開園。

日本の保育を真摯に、かつユニークに展開中。

子どもの世界の面白さを語ったら止まらない。

>> おおぞら日本人幼稚園ウェブサイト

>> タオディエン日本人幼稚園フェイスブックページ
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