ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第6回】日越「恋人にしたい女性芸能人ランキング」比較

2015/04/28 04:44 JST配信

日本で毎年実施される調査に「恋人にしたい女性有名人」というものがあります。

(調査内容はこちら→ http://www.oricon.co.jp/special/47751/

日本では、こういった「一般人が芸能人をどう思っているか」という調査がたくさんあります。そこで今回は、日本の恋人にしたい女性有名人ランキング上位10人の写真を使って「ベトナム男性だったら誰を選ぶか」を、当社の調査サービス「 Q&Me 」を使って調べてみました。

日本とベトナムの「美人観」の違い?!

ベトナムにおいて日本人女性芸能人の知名度はほとんどなく、名前だけを見せても誰だか分かりませんので、写真を見せる方法で調査しました。結果は以下の通りです。

ベトナム人が選ぶ日本人女性芸能人の1位は 上戸彩 、2位は 堀北真希 という結果でした。日本での上位10名が特にベトナムで知名度が高い訳ではないので、単純にビジュアル上の好みがランキング化されたと考えてよいと思います。

以下、選んだ理由です。

  • 上戸彩:「長髪でパッとする顔立ち」「綺麗で優しそうで頭もよさそう。こんな子と結婚したい」「笑顔が可愛い」

  • 堀北真希:「はかなげな美しさが良い」「可愛くて内面に色々な良さを秘めてそう!」「誘惑的」

  • 新垣結衣:「無邪気さと優しさの両方がある」「すっきりした顔立ちが凄く良い」

  • 有村架純:「星より綺麗!」「全てが良い」

  • 綾瀬はるか:「けばけばしくなくて良い」「純真で優しそう」

  • 広瀬すず:「kawaii」「小さな子供みたいで可愛い」

  • 宮?あおい:「ナチュラルでやさしそう」「長髪が似合っている」

  • 石原さとみ:「目の感じがフレンドリー」「女の子っぽくてセクシー」

  • 能年玲奈:「明るい感じ」「無邪気そうでチャーミング」

  • 本田翼:「家庭的な感じがする」「自分の彼女に似ている」

実は先日、ベトナム人に同様の形で「恋人にしたい芸能人」というのを調査しました。その結果がこちらです。

1位は国民的歌手ともいえる ミー・タム(M? T??m) 、2位は歌手で女優としても活躍する ミン・ハン(Minh H?ng) 、3位は巨乳が売りのグラビアアイドル ゴック・チン(Ng?c Trinh) という結果でした。

そのほか、アイドル歌手のコイ・ミー(Kh?i My)、同じくアイドル歌手のドン・ニー(????ng Nhi)、2009年にミスティーンに選ばれたチー・プー(Chi Pu)、正統派美人モデルのタン・タイン・ハー(T??ng Thanh H??)、セクシーモデルのアンジェラ・フオン・チン(Angela Ph??ng Trinh)、アイドル歌手のトゥイ・チー(Th??y Chi)、実力派歌手のホー・ゴック・ハー(H? Ng?c H??)の名が挙がっています。

この結果から、ベトナム男性はいわゆる「可愛い」よりも、気合いの入った「綺麗」を好む傾向にあるように感じます。そして改めてベトナム人が選んだ日本の女性芸能人を見てみると、「ナチュラル系」といわれる芸能人はベトナムでは票が伸びていないことがわかります。

日本、ベトナムの「恋人にしたい芸能人ランキング」を比較してみると、「美人の概念」が日本とベトナムでは異なり、それが両国の メイクを含めた身だしなみの違い にも表れています。

これは当社にいるインターン生に言われて気づいたのですが、ベトナム人にとっての「美人」は

「綺麗で長い髪、白い肌、くっきりメイク」

によって成り立っている、という共通認識が浮かび上がってきました。

日本人の方が「美人の概念」もバラエティ豊かで、上位にランクされている人の中には、髪型がショートカットだったり、より「親しみ易さ」を売りにしているケースが多いように感じます。

ベトナム人の美的琴線とは?

このベトナム人の美的な琴線は、かなり 韓国の色 が入っているようにも感じます。

実は、ベトナムにおいて「ファッション」「化粧品」といった女性をターゲットにした市場は、日本企業が取りきれていない大きな市場のひとつです。一方で、日本商品の「質」や、「買う理由」をベトナム人にしっかりと伝えるマーケティングができれば、いくらでも伸びる潜在性を持っている市場でもあります。

ベトナム人の美に関する「琴線」を掴むことが、やはり何より重要だと感じます。

著者紹介
株式会社Asia Plus代表取締役社長 黒川賢吾

株式会社Asia Plus ( www.asia-plus.net )代表取締役社長。
NTT、ソニー、ユニクロにて海外マーケティングを担当。
2014年にAsia Plusを設立しベトナムマーケットリサーチサービス
「Q&Me( www.qandme.net )」を展開中


統計から見るベトナム
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
聖母マリア教会がXmasライトアップ、LED装飾は昨年の2倍 (10:40)

 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)中心部に位置するドゥックバー(聖母マリア)教会は、今年もクリスマスシーズンに合わせて装飾され、クリスマスの雰囲気を楽しむ大勢の家族連れや若者で賑わっている。  同教...

第21回ホイアン日本祭り2025、12月26日から開催 (9:53)

 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン文化遺産保存管理センターは4日、ホイアン旧市街で12月26日(金)から28日(日)にかけて、第21回ホイアン日本祭り2025が開催されると発表した。  同イベントはダ...

コンダオ国立公園、IUCNグリーンリストに認定 (8:19)

 ホーチミン市コンダオ特区のコンダオ国立公園(Vuon Quoc gia Con Dao)はこのほど、国際自然保護連合(IUCN)が認定・授与する「グリーンリスト(Green List)」の認定証を受領した。  「グリーンリスト」は、コ...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

ラムドン省:洪水で1750世帯が孤立、自治体が緊急対応を指示 (5日)

 南中部地方ラムドン省で豪雨に伴う洪水被害が発生している。旧ビントゥアン省のエリアを中心に大規模な洪水が発生し、約1750世帯が孤立する事態となり、同省人民委員会が4日に緊急対応を指示した。  省全体...

国会、緊急事態法を可決 宣言・解除の権限は国会常務委員会に (5日)

 国会は3日、緊急事態法を賛成多数で可決した。同法は6章36条から成り、2026年7月1日に施行される。  同法が規定する緊急事態とは、国民の生命や健康、国・機関・団体・個人の財産を著しく脅かす災害、また...

ハノイ:国会議事堂内で国会博物館が開館、国会関連の資料展示 (5日)

 ハノイ市バーディン街区ドックラップ通り1番地(1 Doc Lap, phuong Ba Dinh, TP. Ha Noi)の国会議事堂内で2日、ベトナム国会博物館の開館式が開催された。合わせて、国会開設80周年(1946~2026年)を記念する書籍...

FPTと韓国企業が合弁会社を設立、建設人材雇用のデジタル化で (5日)

 建設関連の外国人材と企業とのマッチングプラットフォーム「カダ(GADA)」を運営する韓国のワークスメイト(Worksmate)は2日、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グ

FPTとベトナム航空、独身社員向け「お見合い」イベント開催 (5日)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループは、ベトナム航空[HVN](Vietnam A

カンゾー~ブンタウ間の海上橋案件、ビンGがプレFSの審査申請 (5日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、ホーチミン市旧カンゾー郡と旧バリア・ブンタウ省ブンタウ市を結ぶ海上橋の建設計画のプレ事業化調査(プレFS)の

性的倒錯者を職場で殺害、省市場管理チーム元幹部を逮捕 (5日)

 東北部地方ランソン省警察は3日、ドアン・バン・サン容疑者(男・57歳)を殺人容疑で逮捕したと発表した。事件はその残虐性から、国内だけでなく海外にも大きな衝撃が広がっている。  サン容疑者は、被害者で...

ダナン:地下工事中の新都市区に巨大な陥没穴、車2台落下 (5日)

 南中部地方ダナン市アンハイ街区で建設中の新都市区案件「キャピタル・スクエア3(Capital Square 3)」に隣接するグエンコンチュー(Nguyen Cong Tru)通りで3日午後2時10分ごろ、大規模な陥没事故が発生した。 ...

コクヨ、地場ティエンロン文房具Gを子会社化へ (5日)

 文房具やオフィス家具の製造・仕入れ・販売を手掛けるコクヨ株式会社(大阪府大阪市)は、地場大手文房具・事務用品メーカーのティエンロン文房具グループ[TLG](Thien Long Group)の

ハノイ:大気汚染対策を強化、ドローン導入など 休校も検討 (5日)

 ハノイ市人民委員会は、大気汚染の深刻化を受け、市内の農業残渣の野焼きやごみ焼却などの取り締まりを強化することを目的として、ドローンによる監視措置と、粉じんを抑制するための噴霧装置を導入する方針を...

11月のベトジョー記事10選:自然災害被害報告など (5日)

 ベトナムでは自然災害が頻発しており、1~11月期の自然災害による死者・行方不明者は409人に上り、経済的な被害額は85兆VND(約5000億円)と推定されています。  また、11月には、観光不動産開発を手掛けるサ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved