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韓国の金融大手であるKB金融グループ(KB Financial Group=KBFG)傘下のベトナムKB証券(KBSV)がこのほど、デジタル金融総合プラットフォーム「KB Fina」の提供を開始した。
「KB Fina」は、ベトナムで決済代行サービス「Gペイ(Gpay)」を提供するGペイ社(Gpay)の親会社でテクノロジー企業のGグループ(G-Group)とKB証券が共同開発したプラットフォームだ。
金融商品紹介などデジタルコンテンツを提供することで、より幅広い人に金融サービスを拡大することを目指している。KB金融グループは2021年の事業戦略として「R.E.N.E.W」を掲げている。「KB Fina」は、金融プラットフォーム革新(No.1 Platform)や世界市場の拡大(Expansion of Global & New Biz)といった項目も含む同戦略を初めて具現化したものだ。
KBSVの税引前利益は2018年の事業開始当時の17億ウォン(約1億6000万円)から、2020年末には約105億ウォン(約9億9000万円)へと膨らみ、急成長を遂げている。「KB Fina」は20~30代を中心にデジタル金融取引が急増しているベトナム市場が今後も成長を続けると展望した結果といえ、今後より積極的な展開が見込まれる。
このほかKB証券とGグループは、1300万USD(約13億5000万円)を投資し、フィンテック(ファイナンス・テクノロジー=ITを活用した金融サービス)の合弁会社を設立することも明らかにしている。