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シンガポールの市場調査会社カナリス(Canalys)が発表した2020年10~12月の国内スマートフォン(スマホ)市場に関する統計によると、韓国のサムスン(Samsung)は同期の販売台数が前年同期比▲19%減少したものの、シェアが24%で首位を維持した。
2位は中国の「オッポ(Oppo)」で、販売台数は同▲28%減少したが、シェアは18%を占めた。3位は中国の「ビボ(Vivo)」で、販売台数は同+22%増加し、シェアは13%だった。
米アップル(Apple)の販売台数は同2.97倍に急増し、シェア11%となり、前期の6位から4位に浮上した。
ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンスマート(VinSmart)が開発する「Vスマート(Vsmart)」のシェアは約11%で、5位に後退した。
アップルの販売台数が急増した要因は、「iPhone 12」などの新製品の発売や、模倣品・禁止品の製造・販売に対する行政処分および消費者の権利保護に関する政令第98号/2020/ND-CP(10月15日施行)の恩恵を受けたことによるものだ。
なお、同政令によると、インボイスがなく海外から持ち込まれた商品が密輸品として扱われるため、これを販売する個人も処分対象となり、商品の総額によって50万~5000万VND(約2300~23万円)の罰金を科される。組織に対する罰金は100万~1億VND(約4600~46万円)となる。