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韓国のエネルギー企業SGCエナジー(SGC Energy)は15日、ベトナム電力グループ(EVN)傘下の第1電力建設コンサルティング(Power Engineering Consulting=PECC1)と、石炭火力発電所をバイオマス発電所へ転換する事業の推進で、覚書(MOU)を締結したと発表した。
同事業は、ベトナム商工省が作成している2021~2030年国家電力開発計画及び2045年までのビジョン(第8期電力計画=PDP8)草案を基にした、クリーンエネルギー事業の推進を目的としている。PDP8では、現時点で電力供給の40%に達する石炭火力発電を段階的に廃止し、2030年の再生可能エネルギーによる電力を39GWへと拡大する方針を盛り込んでいる。
MOUによりSGCエナジーは、発電所の運営・保守(O&M)を、またグループ会社のSGCイーテック建設(SNG eTEC E&C)はEPC(設計・調達・建設)を、それぞれ手掛けていく。一方、PECC1は、事業の事前調査と利害関係者との窓口を担当する。
SGCグループは「ベトナムは高出力かつ最先端の電力設備を備えている、成長著しいエネルギー新興市場の1つ」と、今回の事業への期待を示した。