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- 電動バイク「Benly e:」を追加リース
- 計405台体制でベトナムポストと協力拡大
- カーボンニュートラル実現に向けた一環
ホンダベトナム(Honda Vietnam=HVN)とベトナム郵便総公社(ベトナムポスト=Vietnam Post)は26日、2021年から始まった電動バイクによる配達サービス事業の協力拡大を発表し、HVNが電動バイク205台を新たに引き渡した。
HVNは生産と事業活動におけるクリーンエネルギーの利用と転換に注力しており、CO2排出量を2030年までにCO2排出量▲46%削減、2050年までにカーボンニュートラル達成を目標に掲げている。
同プロジェクトは、HVNにとって、カーボンニュートラルの実現に向けた施策の一環。HVNはこれに先立つ2022年1月、ベトナムポストに電動バイク「ベンリィ e:(Benly e:)」70台をリースし、ベトナムポストがハノイ市で電動バイクによる配達サービスを試験的に開始。その後、2024年6月には、さらなるサービス拡大に向けて、ホーチミン市での配達サービス向けに130台を追加リースした。今回の205台と合わせると、これまでに計405台をリースしたことになる。
同サービスで使用する電動バイクは、ホンダ・ベンリーの電動バージョンである「Benly e:」。取り外し可能で簡単に交換可能な50.4Vリチウムイオンデュアル電池を搭載し、エンジンの最大出力は4.2kW/3900rpm、最大トルクは15Nm/1500rpm。コンパクトなデザインで、ベトナムの交通に適しており、環境にやさしく、コストや燃料の削減にも繋がる。
「Benly e:」はベトナムポストの配達員から品質、安全性、耐久性が評価されており、大型荷物を含む荷物の運搬能力を最適化し、配達作業の効率改善に繋がっている。こうした配達員からの肯定的なフィードバックもあり、今回の追加リリースが決まった。
なお、HVNはベトナム市場において、「Benly e:」のほかに、ベトナム国内で初めて生産する電動バイク「ICON e:」を展開している。さらに、新たな電動バイク「CUV e:」も近く市場に投入される見通しだ。