ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「ベトナム映画祭2023」、東京・横浜・大阪・名古屋で開催 上映作品第1弾発表

2023/05/31 12:00 JST配信
(C) ムービー・アクト・プロジェクト
(C) ムービー・アクト・プロジェクト 写真の拡大.

 ベトナム映画の最新作を集めた「ベトナム映画祭2023」が、8月19日より東京を皮切りに、神奈川(横浜)、大阪、愛知(名古屋)の全国4か所で開催される。

 ベトナム映画界ではここ数年、若手作家の秀作が相次いで日本で公開されているほか、海外映画祭でも認められた作品が人気を集めている。

 今回、上映作品の一部が第1弾として発表された。詳細は以下の通り。

走れロム(原題:Rom)
第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞

世界各国の映画祭で熱い視線が注がれる期待の新鋭チャン・タン・フイ監督の長編デビュー作。賑わうサイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢を叶えるため、巨額の当選金が手に入る「闇くじ」に挑む姿を、疾走感溢れるスタイリッシュな映像とリアリズムを追求したタッチで描く。

(C) 2019 HK FILM


第三夫人の髪飾り(原題:Vo Ba)
第43回トロント国際映画祭NETPAC賞、第54回シカゴ国際映画祭新人監督部門最優秀作品賞

ベトナムで生まれ育ち、ニューヨーク大学で映画制作を学んだアッシュ・メイフェア監督が自身の曾祖母の体験をもとに脚本を執筆した本作は、運命に翻弄された出会いと別れを描く。東洋の美を湛えるベトナムの秘境に語り継がれてきたある一族のファミリーヒストリー。



ソン・ランの響き(原題:Song Lang)
第31回東京国際映画祭東京ジェムストーン賞、第9回北京国際映画祭最優秀新人監督賞

少年期に渡った米国から帰国し、俳優・ダンサーなど活躍した後、幼い頃からの夢だった映画監督の道へと進んだレオン・レ監督の長編デビュー作。1980年代のサイゴン(現・ホーチミン市)を舞台に、ベトナムの伝統歌舞劇「カイルオン」の花形役者リン・フンと取立屋の男ユン、ふたりの男の運命的な出会いを描く。

(C) 2019 STUDIO68


サイゴン・クチュール(Co Ba Sai Gon)
第22回釜山国際映画祭マリ・クレール誌アジア・スター賞

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演し、女優として成功する傍ら製作プロダクション「STUDIO68」代表としても目覚ましい活躍をみせるゴ・タイン・バンがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ベトナム映画界きってのヒットメーカーであるグエン・ケイ監督が人気女優たちを集めて完成した、1人の女性の成長を華やかに描いた大ヒットムービー。

(C) 2019 STUDIO68


『雲よりも高く(原題:Cha Cong Con)』※初上映作品
第90回アカデミー賞外国語映画賞ベトナム代表作品

山奥の川のほとり、父子は毎日の漁で慎ましく暮らしている。そんなある日幼い息子のカーが重病を患い、父親はカーを連れて遠く離れた大都会の病院へと向かうが…。
北ベトナム山岳地帯出身のルーン・ディン・ズン監督が、一度も都会へ出ていくことがなかった母への思いを重ねて綴ったという、家族の物語。美しい山岳地帯の自然と、高いビル群がそびえ立つホーチミン市の都会の風景が対象的に映る、父と子の絆が心を揺さぶるヒューマンドラマ。

(C) Tu Van Film Production and Media Company Limited


 「ベトナム映画祭2023」の開催スケジュールは以下の通り。

【東京】新宿K’s cinema:8月19日(土)~9月1日(金)
【神奈川】横浜シネマリン:9月9日(土)~9月15日(金)
【大阪】シネ・ヌーヴォ:10月中旬予定
【愛知】名古屋シネマスコーレ:11月中旬予定

【関連記事】

「日越外交関係樹立50周年記念 ベトナム映画の現在plus」、東京で8月17日から開催 (2023/07/27)
「ベトナム映画祭2023」、遊佐和寿監督の日越合作「デスゲーム」日本初公開 (2023/07/22)
「ベトナム映画祭2023」、上映作品第2弾発表 東京・横浜・大阪・名古屋で順次開催 (2023/07/12)
「ベトナム映画祭2018in名古屋」が開幕、12月7日まで13作品上映 (2018/11/28)
「ベトナム映画祭2018in新宿」、11月10日開幕―13作品を上映 (2018/11/03)
「ベトナム映画祭2018in大阪」が開幕、計13作品を上映 (2018/10/10)
「ベトナム映画祭」第1弾が閉幕、落合賢監督とダブルウィッシュも舞台挨拶に登壇 (2018/09/11)
「ベトナム映画祭2018」、横浜で開幕―ベトナムフェスタin神奈川で無料上映も (2018/09/05)

[2023年5月30日 株式会社ムービー・アクト・プロジェクトニュースリリース A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
新政令、居住地変更を怠ると最大2.4万円の罰金 (2日)

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)によると、居住管理に関する行政違反の罰則が強化される。同政令は、政令第144号/2021/ND-CPに代わるもの。 ...

イオンベトナム、ドンタップ省でSC着工 27年開業予定 (2日)

 イオン株式会社(千葉県千葉市)のベトナム法人イオンベトナム(AEON Vietnam)は11月29日、南部メコンデルタ地方ドンタップ省(旧ティエンザン省)ミトー街区で商業施設「イオン・ミトー(Aeon My Tho)」の着工式を開...

「K-POPの父」イ・スマン氏、ザライ省で観光複合施設を開発へ (2日)

 南中部地方ザライ省人民委員会はこのほど、K-POP産業のパイオニアであり、「K-POPの父」と称される韓国の著名なプロデューサーのイ・スマン氏が共同会長を務めるブルーミング・スカイ(Blooming Sky)社に対し、...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

ジャックフルーツ、公式ルートで中国輸出 (2日)

 農業環境省はこのほど、中国海関総署(GACC)との間で、ベトナムのジャックフルーツの生果実の中国輸出に関する議定書に署名した。  これにより、ベトナムのジャックフルーツの生果実が公式ルートを通じて中...

ジェイテクト、ベトナム2大都市に新拠点を開設 市販ビジネス強化 (2日)

 ステアリングシステムや軸受、駆動部品などの製造・販売を手掛ける株式会社ジェイテクト(愛知県刈谷市)は、産機分野およびアフターマーケットにおけるベアリング需要が伸長しているベトナムでの販売網強化を目...

ベトナム、26年3月から全国で自動車排ガス基準を適用 (2日)

 チャン・ホン・ハー副首相は、自動車排ガス基準の適用スケジュールを定めた首相決定第43号/2025/QD-TTgに代行で署名した。同決定は2026年3月1日に施行され、大気汚染対策と都市部の交通環境改善に向けた措置と...

ハノイ:保護者の送迎遅刻に料金徴収、公立校で25-26年度から (2日)

 ハノイ市人民評議会はこのほど、2025-2026年度における市内の公立幼稚園および公立の小学校・中学校・高校に適用する教育支援サービスの料金枠を規定する決議を採択した。対象は一般的な公立校で、高品質サービ...

日本の外国人労災件数、24年は6244人 国籍別でベトナムが最多 (2日)

 厚生労働省の出先機関である労働基準監督署が発表した2024年度における労働者死傷病報告によると、同年の外国人労働者の労災による死傷者数は6244人となった。  在留資格別では、◇身分に基づく在留資格(日...

12月施行の新規定、子どもへの過度な学習強要に罰金など (2日)

 12月に施行される新規定3本をまとめて紹介する。 1. 子どもへの過度な学習強要・ドローンの無許可操縦に罰金  家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日...

受託手荷物なしの乗客、VNeIDかキオスクでの手続き義務化 (2日)

 国内すべての空港で2025年12月1日から、搭乗手続き方法が変更された。これは政府の指示第24号/CT-TTgに基づくもので、受託手荷物のない乗客は、電子身分証明「VNeID」または空港設置のセルフキオスクでチェック...

ベトナム航空、Pizza 4P’sのピザ2種類の機内提供を開始 (2日)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は12月1日から、一部路線でのピザフォーピース(Pizza 4P’s)の冷凍ピザの機内提供を開始した。同サービスを利用するには、搭乗24時間前までに

ロイヤルHD、「いねや」新業態3店舗をホーチミンに出店 (2日)

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」や天丼・天ぷら専門店「天丼てんや」などを展開するロイヤルホールディングス株式会社(福岡県福岡市)と双日株式会社(東京都千代田区)が共同出資するベトナム現地法人で...

群馬で活躍するバレー越女子代表、SVリーグオールスター出場へ (2日)

 SVリーグ(SV.LEAGUE)の群馬グリーンウイングスはこのほど、同クラブ所属のバレーボール女子ベトナム代表チャン・ティ・タイン・トゥイ選手(28歳、通称ティティ、4T)が2026年のSVリーグオールスターゲームにリー...

那智勝浦観光機構、ハロン大学と観光人材育成で連携 (2日)

 一般社団法人の那智勝浦観光機構(和歌山県)は、東北部地方クアンニン省ハロン街区にあるハロン大学との間で、観光・人材育成分野における連携強化を目的とした覚書を締結した。  調印は、11月下旬にクアン...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved