ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

「ベトナム映画祭2023」、上映作品第2弾発表 東京・横浜・大阪・名古屋で順次開催

2023/07/12 12:01 JST配信
(C) ムービー・アクト・プロジェクト/Photo by Katsu Megumi
(C) ムービー・アクト・プロジェクト/Photo by Katsu Megumi 写真の拡大.

 ベトナム映画の最新作を集めた「ベトナム映画祭2023」が、8月19日より東京を皮切りに、神奈川(横浜)、大阪、愛知(名古屋)の全国4か所で開催される。

 「ベトナム映画祭2023」は、日本ASEAN友好協力50周年事業と日越外交関係樹立50周年記念事業となっている。特別協賛は日本航空株式会社(JAL、東京都品川区)。

 今回、日本と関係の深い作品を特集したプログラムと、再度スクリーンで見たいという声を受けて2018年に続いての上映となる秀作映画を集めた、上映作品の第2弾が発表された。詳細は以下の通り。

ベトナムの風に吹かれて

ベトナムで日本語教師として働くみさお(松坂慶子)は、父親の死後に認知症が進んだ母親シズエ(草村礼子)をベトナムに呼び寄せる。2人を温かく支えてくれる現地の人々との交流を通し、母親は徐々に笑顔を取り戻していく。ある日、シズエがケガをしたことをきっかけに母親の介護が大変になり…。小松みゆきの実話を元にした原作を大森一樹監督が日越合作で映画化。奥田瑛二、柄本明、吉川晃司ら豪華キャストで贈るヒューマン・ドラマ。



目を閉じれば夏が見える(原題:Nham Mat Thay Mua He)

写真の町として有名な北海道・東川町で撮影されたベトナム映画。ベトナム人女性ハーは幼少期に別れた父親を探しに、父親からの手紙と送られてきた写真を手がかりに、東川町へやってくる。そこで偶然アキラと出会ったハーは、そこで過ごすうちにいつしか彼が気になる存在になっていく。アキラを阿久津貴文、ヒロインのハーを『輝かしき灰(原題:Tro Tan Ruc Ro)』主演のフオン・アイン・ダオが演じている。



パパとムスメの7日間(原題:Hon Papa Da Con Gai)

サイゴン・ボディガード(原題:Ve Si Sai Gon)』に続き、ベトナム映画2本目となる落合賢監督作品。大手化粧品会社で働いているが子供っぽい父親ハイと、真面目でしっかり者な女子高生の娘チャウ。真逆の性格のパパとムスメだったが、ママの7回忌の日、2人の人格が入れ替わってしまう。周囲にばれないように生活するが、関係は悪化するばかり。そんな中、チャウの大事な発表会がやってきてしまい…。五十嵐貴久の同名小説をベトナムで映画化したファミリーコメディ。



草原に黄色い花を見つける(原題:Toi Thay Hoa Vang Tren Co Xanh)

ティエウとトゥオンは、仲の良い兄弟。思春期を迎える12才の兄ティエウは、近所に住む少女ムーンが気になっているが、うまく想いを伝えることができない。ある日、ムーンが家の不幸から兄弟の家に身を寄せることになり、急接近したトゥオンとムーンの仲に嫉妬したティエウは、遂に取り返しのつかないことをしてしまう…。ベトナム随一のヒットメーカー、ビクター・ブー監督の第89回アカデミー賞外国語映画賞ベトナム代表作品。



ベトナムを懐う(原題:Da Co Hoai Lang)

1995年の米国・ニューヨーク、雪の中を老人ホームから抜け出してきたトゥーは、息子と孫娘タムのアパートに転がり込むが、ボーイフレンドの誕生日を祝おうとしていたタムと口論になり部屋を飛び出す。その後、残業で遅く帰ってきた父親から、タムはベトナム移民である家族の歴史を聞くのだった。ベトナムで有名な舞台の映画化。監督は韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のベトナム版リメイクを手掛けるなど、監督・プロデューサーとして活躍するグエン・クアン・ズン。



漂うがごとく(原題:Choi Voi)

ハノイ市で旅行ガイド兼通訳として働くズエンは、彼女より3才年下のタクシードライバーの夫と出会ってすぐ結婚。後日、親友のカムを訪ねた帰り、カムの代わりに手紙を届けに行ったズエンは、危険で野生的なトーに出会う。夫と対照的なトーにズエンは次第に魅了されていく…。第66回ヴェネチア国際映画祭招待。監督は2022年の第35回東京国際映画祭(TIFF)コンペティション部門に選ばれた『輝かしき灰』のブイ・タック・チュエン、脚本は『大親父と、小親父と、その他の話(原題:Cha Va Con Va)』のファン・ダン・ジー。



 「ベトナム映画祭2023」の開催スケジュールは以下の通り。

【東京】新宿K’s cinema:8月19日(土)~9月1日(金)
【神奈川】横浜シネマリン:9月9日(土)~9月15日(金)
【大阪】シネ・ヌーヴォ:10月中旬予定
【愛知】名古屋シネマスコーレ:11月中旬予定

【関連記事】

「日越外交関係樹立50周年記念 ベトナム映画の現在plus」、東京で8月17日から開催 (2023/07/27)
「ベトナム映画祭2023」、遊佐和寿監督の日越合作「デスゲーム」日本初公開 (2023/07/22)
「ベトナム映画祭2023」、東京・横浜・大阪・名古屋で開催 上映作品第1弾発表 (2023/05/31)
「ベトナム映画祭2018in名古屋」が開幕、12月7日まで13作品上映 (2018/11/28)
「ベトナム映画祭2018in新宿」、11月10日開幕―13作品を上映 (2018/11/03)
「ベトナム映画祭2018in大阪」が開幕、計13作品を上映 (2018/10/10)
「ベトナム映画祭」第1弾が閉幕、落合賢監督とダブルウィッシュも舞台挨拶に登壇 (2018/09/11)
「ベトナム映画祭2018」、横浜で開幕―ベトナムフェスタin神奈川で無料上映も (2018/09/05)

[2023年7月10日 株式会社ムービー・アクト・プロジェクトニュースリリース A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ノイバイ空港、第2旅客ターミナル拡張エリアが12月19日に運用開始 (6:56)

 ハノイ市ノイバイ国際空港の第2旅客ターミナル(T2)拡張エリアは18か月の工期を経て、12月19日に運用が開始される予定だ。T2では、3D手荷物スキャナー「920CT」や米国運輸保安局(TSA)基準を満たしたボディスキャ...

ホーチミン:都市鉄道人材の育成急ぐ、外国人専門家への依存軽減 (6:28)

 ホーチミン市人民委員会は、都市鉄道(メトロ)網の拡大に向け、2025〜2030年の人材育成計画を公表した。同市は2035年までに7路線、2045年までに10路線の運行を予定しており、運行と保守に必要な人材を計画...

ホーチミンに自由貿易区を設立、政府が提案 (5:54)

 政府はこのほど、ホーチミン市の開発にかかる特別制度の試行に関する国会決議第98号/2023/QH15の一部を改正・補足する決議案を国会に提出し、同市に自由貿易区(FTZ)を設立することを提案した。改正は、投資を呼...

車いすでピックルボールに打ち込む人々 (7日)

 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道のりを三輪バイクで走り、ピックルボールに打ち込んでいる。フアンさんにとって、ピックルボールは障がいへ...

サン・フーコック航空、26年3月に国際線運航開始 (5:28)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)は、ベトナム民間航空局(CAAV)から国際線対応の航空運送事業許可(Air Operator Certificate...

EV配車サインSM、ラオスで法人向け電気タクシーサービスを展開 (4:37)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM

行政区を点数方式で分類、社会経済政策策定の根拠に (3:38)

 行政区分類に関する政令第307号/2025/ND-CP(11月27日施行)では、行政区の分類基準を定めており、社会経済政策や地方行政の運営体制を整備するための基礎とした。  新政令が公布された背景には、今年7月の行...

テックフェスト2025、ハノイで12月12日から開催 (2:03)

 ハノイ市のホアンキエム湖歩行者天国で12月12日(金)から14日(日)まで、スタートアップとイノベーションに関する体験型イベント「テックフェスト・ベトナム2025(TechFest Vietnam 2025)」が開催される。  同...

聖母マリア教会がXmasライトアップ、LED装飾は昨年の2倍 (6日)

 ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)中心部に位置するドゥックバー(聖母マリア)教会は、今年もクリスマスシーズンに合わせて装飾され、クリスマスの雰囲気を楽しむ大勢の家族連れや若者で賑わっている。  同教...

第21回ホイアン日本祭り2025、12月26日から開催 (6日)

 南中部地方ダナン市(旧クアンナム省)のホイアン文化遺産保存管理センターは4日、ホイアン旧市街で12月26日(金)から28日(日)にかけて、第21回ホイアン日本祭り2025が開催されると発表した。  同イベントはダ...

コンダオ国立公園、IUCNグリーンリストに認定 (6日)

 ホーチミン市コンダオ特区のコンダオ国立公園(Vuon Quoc gia Con Dao)はこのほど、国際自然保護連合(IUCN)が認定・授与する「グリーンリスト(Green List)」の認定証を受領した。  「グリーンリスト」は、コ...

ラムドン省:洪水で1750世帯が孤立、自治体が緊急対応を指示 (5日)

 南中部地方ラムドン省で豪雨に伴う洪水被害が発生している。旧ビントゥアン省のエリアを中心に大規模な洪水が発生し、約1750世帯が孤立する事態となり、同省人民委員会が4日に緊急対応を指示した。  省全体...

国会、緊急事態法を可決 宣言・解除の権限は国会常務委員会に (5日)

 国会は3日、緊急事態法を賛成多数で可決した。同法は6章36条から成り、2026年7月1日に施行される。  同法が規定する緊急事態とは、国民の生命や健康、国・機関・団体・個人の財産を著しく脅かす災害、また...

ハノイ:国会議事堂内で国会博物館が開館、国会関連の資料展示 (5日)

 ハノイ市バーディン街区ドックラップ通り1番地(1 Doc Lap, phuong Ba Dinh, TP. Ha Noi)の国会議事堂内で2日、ベトナム国会博物館の開館式が開催された。合わせて、国会開設80周年(1946~2026年)を記念する書籍...

FPTと韓国企業が合弁会社を設立、建設人材雇用のデジタル化で (5日)

 建設関連の外国人材と企業とのマッチングプラットフォーム「カダ(GADA)」を運営する韓国のワークスメイト(Worksmate)は2日、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グ

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved