労働傷病兵社会省海外労働管理局はこのほど、今年1~9月期における日本のベトナム人研修生による逃亡数が66件に減少し、過去最低を記録したことを明らかにした。同時期の研修生数約6000人に対する逃亡率は約1%でこれも過去最低となった。これまで30%に達したこともある逃亡率からすれば劇的な変化といえる。
同局はこの変化の要因について、政府及び労働輸出会社が研修生の選考や渡航前教育、違反行為を行った場合の処分の厳格化などに力を注いだ結果だとしている。日本の国際研修協力機構(JITCO)はこの結果について、来年のベトナム人研修生受入れ数の増加につながるものとだと評価している。