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三谷産業株式会社(石川県金沢市)のベトナム子会社で、日本企業向けのオフショア開発や現地日系企業向けのシステムインテグレーションを展開するオレオ・インフォメーション・テクノロジー(Aureole Information Technology=AIT、ホーチミン市)は、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市に支店を設立し、8日より営業を開始した。
AITフエ支店の設立にあたり、8日にフエ市で開所式を開催した。三谷産業からは梶谷忠博取締役らが参加したほか、トゥアティエン・フエ省人民委員会副主席、フエ市人民委員会副主席、フエ科学大学学⾧をはじめ、政府・学府・企業から18人が参加した。
ベトナム国内でホーチミン本社に続く第2の開発拠点を設けることで、事業拡大に向けて組織体制を拡充し、「品質」「生産性」「技術力」の向上に努めていく。AITフエ支店は社員11人で営業を開始し、2021年度には40人まで拡大する予定。
また、2018年12月よりフエ市に支店を置く、三谷産業グループで建設関連全般の設計・積算を行うオレオ・コンストラクション・ソフトウェア・デベロップメント(Aureole Construction Software Development=ACSD、ホーチミン市)と協力し、IT関連の技術者の交流を図るなど、人材の育成と組織体制の整備を進めていく。
なお、AITは三谷産業100%出資のグループ会社として2001年3月にホーチミン市に設立された。情報システムのオフショア開発やベトナムにおけるパッケージソフトウェアの導入サポートを提供している。オフショア開発ではプロジェクトのスムーズな進行のためにブリッジSEの派遣も行い、日本語対応人材の育成と品質向上のために日本での研修にも取り組んでいる。