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情報システムに関するコンサルティングおよびソリューションサービス業務などを手掛ける株式会社クレスコ(東京都港区)は11日、ベトナムのレストラン&リテールテックスタートアップ企業のCapichi(シンガポール)に出資し、業務提携契約を締結した。
クレスコは2017年、日本国内におけるIT人材不足を背景に、オフショア開発を強化すべくハノイ市に駐在員事務所を設立した。2019年にはベトナム現地法人であるクレスコ・ベトナム(Cresco Vietnam)を設立した。
クレスコ・ベトナムは2022年10月に、Capichiを含めたベトナム企業2社と共同開発したベトナムのフードデリバリー市場向けの最新POSシステムの販売を開始するなど、オフショア開発だけでなく、ベトナム現地企業向けのシステム開発も担っている。
Capichiは新型コロナウイルスの影響でベトナム国内に浸透したフードデリバリー事業において、契約店舗数約1300店舗、ユーザー数約13万人のデリバリーサービスを展開し、サービスの拡大を続けている。
2社の業務提携により、クレスコはCapichiのQRモバイルオーダーシステム「Capichi OI」の日本国内総代理店となる。また東南アジアでは、Capichiが窓口となり、多種多様な業界の顧客のシステム開発を手掛けてきたクレスコの知識や技術を用いて、現地企業のDXを推進する。
両社は、Capichiの食品・飲料(F&B)市場における知見とクレスコの技術を組み合わせて、飲食店のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、課題解決の一助を担っていく。