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- 日本食レストラン事業の合弁契約解消
- 合弁相手先の資本関係の変動などが要因
- 出資持分30%すべてを地場ソンデーに譲渡
飲食・小売事業や水産事業を手掛ける株式会社SANKO MARKETING FOODS(東京都中央区)は20日、ベトナムで日本食レストラン事業を展開するために締結した合弁契約を解消し、合弁会社であるアキコ・サービス・アンド・トレーディング(AKIKO SERVICE AND TRADING)における参加資本をソンデー・サービス・トレーディング・インベストメント(SONG DE SERVICE TRADING INVESTMENT)に譲渡した。
合弁相手先であるホアンソン・インベストメント・アンド・コンサルタンシー(HOANG SON INVESTMENT AND CONSULTANCY)とSANKO MARKETING FOODSは、ベトナムにおけるハイエンド顧客に向けた日本食レストラン事業の立ち上げを目的としてアキコを設立し、友好的なパートナーシップのもとで協業してきた。
しかし、◇ホアンソンの資本関係の変動により、パートナーシップのあり方が変容したこと、◇同事業への固定投資額に大幅な増加が見込まれ、投資回収期間に懸念が生じたこと、◇SANKO MARKETING FOODSグループの経営方針である水産6次産業化への経営資源(ヒト、モノ、カネ)の集中などを総合的に勘案し、ベトナムでの同事業からの撤退を決定した。
SANKO MARKETING FOODSは、アキコにおける出資持分(資本金に対する割合30%)のすべてをソンデーに譲渡し、合弁契約を解消する。これにより、アキコはSANKO MARKETING FOODSの持分法適用会社から外れる。譲渡価格は開示していない。
なお、アキコは2024年5月設立で、資本金は50億VND(約2860万円)。大株主および持株比率は、ホアンソンとホアンソンが指名するベトナム人1人が70%、SANKO MARKETING FOODSが30%だった。
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