![]() (C) SANKO MARKETING FOODS ![]() |
飲食・小売事業や水産事業などを手掛ける株式会社SANKO MARKETING FOODS(東京都新宿区)は、14日開催の取締役会で、地場ホアンソン・インベストメント・アンド・コンサルタンシー(HOANG SON INVESTMENT AND CONSULTANCY、ホーチミン市)との合弁会社の設立に向けて、基本合意契約を締結することを決議した。
合弁会社「アキコ・サービス・アンド・トレーディング(AKIKO SERVICE AND TRADING)」はホーチミン市に設立する予定で、日本食レストランの運営・管理を手掛ける。資本金は50億VND(約3100万円)で、持株比率はホアンソンが70%、SANKO MARKETING FOODSが30%となる。合弁契約締結及び取締役会決議は12月14日、合弁会社設立は12月、事業開始は2024年4月の予定。
今回、両社は、ハイエンド顧客のニーズにマッチする日本食レストランを運営するために、合弁会社を設立することを前提として、その基本的な条件について合意した。また、合弁事業をきっかけに、両社でベトナムの主要都市だけでなく他の成長市場への展開も視野に入れ、取り組んでいく。
SANKO MARKETING FOODSグループは、自らが漁船を持つ漁業者として魚を獲り、低利用魚や未利用魚、廃棄部位などを活用した独自の商品開発を推進することで魚の価値を最大化し、飲食・小売事業者として魚を販売することで「産地活性化プラットフォーマー」としてオンリーワンのビジネスモデルを展開し、新たな市場の開拓に取り組んでいる。
また同社は、創業から40年余りにわたって、牛丼やうどんといったファストフードから大衆酒場や食堂、焼肉、寿司屋、フルサービスのレストランなどに至るまで、さまざまな飲食事業を営んできた。
一方、ホアンソンは、主な事業として宿泊サービスや飲食ケータリングを含むホテル・レストラン事業を、マカオ、ベトナム、シンガポール、マレーシアで展開している。