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ファム・ミン・チン首相は4日、中国の李克強首相と電話会談した。
両首相は電話会談で、両国の最高指導者であるグエン・フー・チョン書記長と習近平総書記 兼 国家主席の指導のもと、両国関係が一層深まっているとの共同認識を示した上で、政治的信頼の強化に向けて意見を交換し、今後の関係の強化、特に経済社会発展に向けた方策について話し合った。
チン首相は、今年1月に開かれたベトナムの第13回共産党大会の結果を報告したほか、ベトナムの外交政策について、両国間の伝統的な友好関係と包括的・戦略的パートナーシップを維持・発展させることが常に最優先事項だと強調。両国間の健全で効果的な関係を強化することが各国の安定と発展にとって重要な要素であり、地域と世界の平和・協力・発展に貢献するとの認識を示した。
一方の李首相は、ベトナムの第13回共産党大会とこれまでの経済社会発展、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の成功に祝辞を述べた上で、中国がベトナムとの関係を非常に重視しているとし、ベトナムとの協力関係をさらに深め、両国の国民に実質的な利益をもたらしたい意を示した。
李首相は新型コロナウイルス対策でベトナムを支援したいと述べ、経済・貿易・投資の協力では、ベトナム産農産物の輸入の強化をはじめ、対中貿易赤字を減らす対策などのベトナムの関心と提案を重視していると確認した。
南シナ海問題についてチン首相は、国連海洋法条約(UNCLOS)をはじめとする国際法に従い平和的な方法により問題を解決することの重要性を主張し、南シナ海における紛争の回避を目的とする行動規範(COC)の早期策定を望んだ。李首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)との間でCOCの交渉を加速化させたい意を示し、早期の策定の完了を望んだ。
両首相は、新型コロナウイルス感染症が収束した後の早い時期の訪問について相互に招請した。