東南部ドンナイ省ビエンホア市人民裁判所は18日、同市在住のクアン・ティ・キム・ホア(40歳・女)被告に傷害罪で懲役1年6カ月の判決を出した。
ホア被告は正規の資格がないにも関わらず、2004年から2008年にかけて自宅で託児所を開いて複数の1~6歳児を預かり、1人当たり月額30万~60万ドン(約1900~3800円)を受け取っていた。しかし、嫌がる子供に無理やり食事をさせようと暴力を奮う様子がテレビで放映されたため、世論からの激しい非難を受けていた。
被害にあった複数の子供のうち、フイン・ティ・ミー・ズエンちゃん(2歳)という女の子は肩や顔などに傷を負っていたため、同裁判所はホア被告に対しズエンちゃんの家族に680万ドン(約4万3000円)を賠償するよう命じた。
ホア被告は自身の行為を認めたものの、子供が食事を食べないことを父母らに非難されるのを恐れての行為だったと弁明していた。またホア被告の弁護士は、被告が正規の資格がないまま託児所を開いていたことを知りながら放置していた地元教育当局の責任も指摘していた。