公安省環境犯罪対策警察局は19日、北部ハイフォン市のヒエウヒエン輸出入貿易社が使用済みの鉛蓄電池約92トンを積み込んだコンテナ4本を違法に輸入していたと明らかにした。
これらは一時輸入・再輸出の形で輸入されたコンテナで、同社が税関に提出した申告書には重量約120トンの中古コンピューター2600台と記載されていた。しかし検査で中古のパソコンディスプレイがいくつかあるだけで、残りはすべて使用済みの鉛蓄電池であることが分かった。これらは有害廃棄物で輸入が禁止されている。
警察は、同社のブー・バン・ヒエウ社長が輸入手続きで意図的に虚偽の申請をしたとみて追及している。これらのコンテナはハイフォン港での通関手続きを終え、中国に再輸出するため中国国境の北部クアンニン省モンカイ町に運ばれるところだった。