科学技術省とハノイ市人民委員会は17日、同市タイホー区のチュックバック湖で水質汚染処理施設の着工式を行った。建設はハイテク企業インキュベーションセンターとサイン株式会社が請け負って実施する。費用は116億ドン(約5100万円)。
ハノイ資源環境観測分析センターによると、チュックバック湖の水質は各許容基準を数十倍から数百倍上回るほど汚染されている。汚染の原因は、周辺の染色工場やレストランからの産業排水や住宅の生活排水が流れ込んでいるため。
両社は分子共鳴効果テクノロジー(molecular resonance effect technology=MRET)と呼ばれる技術を用いて、汚染を減少させるとしている。処理開始から18カ月後には、水質が大幅に改善される見込みだという。