(C) Vtcnews |
6月上旬に開催されたベトナム支援国会議(CG会合)において、参加した支援国の代表者らはベトナムの貧困削減政策を高く評価した一方、「貧困基準」を見直す必要があると指摘した。ダウトゥ紙(電子版)が報じた。
ベトナムは過去20年間で実施してきた貧困削減政策で大きな成果を収めており、2010年の貧困率は9.4%まで縮小した。但し、この貧困率は1990年に採用された貧困基準を基に導き出したもの。それによると、1日の生活費が1.1ドル(約87円)未満の者を貧困者と規定しており、国際基準と照らし合わせると隔たりがある。
世界銀行(WB)は、2012年から新しい貧困基準を適用するよう要請している。新貧困基準では、1日の生活費が2.24ドル(約177円)未満の者を貧困者としており、これを基に貧困率を算出した場合、ベトナムの貧困率は20.7%となる。
また、国連は貧困基準について、「収入」に焦点を絞るのではなく、「医療」や「栄養」、「教育」などの要素もあわせて調査しなければ、実質的な貧困状況が把握出来ないとして、総合的な統計を作成する必要があると指摘している。
・ ホーチミン:新貧困基準の適用で貧困世帯が8倍に (2014/02/24)
・ ベトナム、貧困と飢餓撲滅が顕著な国として国連食糧農業機関から表彰 (2013/06/20)
・ ベトナムの貧困率20.7%に低下も、非正規雇用者の急増が課題 (2013/02/21)
・ ADBと越政府、貧困削減に向けた新支援戦略に合意 (2012/08/15)
・ ベトナム、地域間の収入格差が顕著に (2012/07/02)
・ 農民の平均年収440ドル、生活水準は低下の一途 (2011/12/13)
・ 2020年までに貧困世帯の所得を3.5倍に、政府決議 (2011/05/23)
・ 新貧困基準は1か月の収入40~50万ドン以下 (2011/02/11)

から



)
)
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)













