ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

スタバ進出でベトナムの「コーヒー文化」論争が白熱

2013/03/11 16:15 JST配信
(C)news.zing.vn
(C)news.zing.vn 写真の拡大

 地元大手通信社は6日、ビナカフェ・ビエンホア [VCF]、サイゴン偽造防止・消費者支援協会、消費研究コンサルティングセンターの代表を招き、ベトナム国内で流通しているコーヒーの品質についての会合を開催した。7日付トゥオイチェー紙(電子版)等が報じた。

 ビナカフェ・ビエンホアのグエン・タイン・トゥン副社長によると、ベトナムで販売されている挽いたコーヒー豆は、値段を安く抑えるために大豆やトウモロコシを加えたり、化学物質を添加してある「まがい物」だという。「コーヒー輸出国として世界で1、2位を争っているにも関わらず、ベトナムでは『まがい物』のコーヒーが横行しており、ベトナム人の味覚がおかしくなっている」とコメントした。

 米コーヒーチェーン大手スターバックスの1号店が2月初めにホーチミン市でオープンしたことをきっかけに、ベトナムでは「コーヒー文化」のあり方を巡る論争が白熱している。ベトナムはロブスタ種コーヒー豆の産地で、ベトナム人は主に値段の安いロブスタ種を飲んでおり、「スターバックスの進出はアラビカ種の良さを知る良い機会」としてスターバックスを歓迎する意見がある。

 一方、「値段が高いから味も良いとは必ずしも言えない。ベトナムにコーヒー文化があるからといって、欧米諸国などとは味覚が違うベトナム人がスターバックスを支持するとは限らない」、「スターバックスで販売しているコーヒー豆は中国から輸入したもので、値段も高い。そんなもの馬鹿馬鹿しくて飲めない」など、スターバックスに否定的な意見も多数出ている。

 なお、挽いたコーヒー豆が100%純粋なコーヒー豆であるかどうか確認するためには次のような方法があるという。コップに水を注ぎ、水面に挽いたコーヒー豆を振り掛ける。純粋なコーヒー豆の場合は10分以上水面に漂ってからゆっくり沈み、水はほとんど透明のままだが、「まがい物」の場合は粉が5分にも満たない間に沈んで、水全体が茶色くなるのだそうだ。

※最終更新:2013年3月12日10:46JST

[Trung Uyen, Tuoi Tre, 04:30 (GMT+7) 07/03/2013 S].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
デジタル技術産業法を可決、デジタル資産とAIの法的根拠を制度化 (16日)

 国会は14日、デジタル技術産業法を賛成多数で可決した。同法は2026年1月1日に施行される。これにより、デジタル資産と人工知能(AI)に関する法的根拠が初めて制度化された。  同法の対象となるデジタル資産...

国会、改正特別消費税法を可決 加糖飲料も対象に (16日)

 国会は、改正特別消費税法を賛成多数で可決した。同法は2026年1月1日に施行される。  同法によると、加糖飲料については、ベトナム国家基準における清涼飲料水の定義に該当し、糖分が100mLあたり5gを超える...

国会、憲法改正の決議採択 7月1日から地方自治体を2層構造に移行 (16日)

 国会は16日、憲法の一部条項を改正・補足する決議を採択した。同決議は即日施行された。  決議によると、地方自治体は6月30日をもって郡レベルの行政区(省・中央直轄市傘下の市、区=quan、郡=huyen、町=...

世界のベトナム人街を訪ねて【プラハ編・後編】 (15日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は

ホーチミン、米AMDとAI・ハイテク協力促進で覚書 (16日)

 ホーチミン市人民委員会は12日、半導体設計大手の米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(Advanced Micro Devices=AMD)との間で、技術協力に関する覚書を締結した。式典にはチャン・ホン・ハー副首相も出席した...

ベトナム政府、国家戦略技術32分野を公表 AI・バイオ医療など (16日)

 ファム・ミン・チン首相は12日、国家の戦略的技術および戦略的技術製品に関するリストを定める決定第1131号/QD-TTgに署名した。  今回の決定では、国家の持続的な発展と技術革新を推進するための、10の戦略...

ベトナムAI産業のGDP貢献、40年までに最大1300億USD規模に (16日)

 財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)が国際協力機構(JICA)およびボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と協力して発表した報告書「ベトナム人工知能(AI)経済2025」によると、AI産業は今...

信頼性の高い保険会社トップ10、バオベトが生保部門で首位キープ (16日)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2025年における信頼性の高い保険会社トップ10を発表した。この中で、バオベトグループ[BVH](Bao Viet Group)は生命

クオン国家主席、越訪のリトアニア大統領と会談 (16日)

 ルオン・クオン国家主席は12日、リトアニアのギターナス・ナウセーダ大統領と会談した。1992年の外交関係樹立以来、同国大統領がベトナムを公式訪問したのは今回が初めて。  両首脳は会談で、今回の公式訪...

7月1日施行の社会保険法、加入対象者を拡大 外国人関連規定も (16日)

 2024年社会保険法(法律第41号/2024/QH15)が、2025年7月1日に施行される。これは2014年社会保険法(法律第58号/2014/QH13)に置き換わるもので、社会保険の加入対象者が拡大される。  2024年社会保険法では、...

個人事業主への電子請求書義務化、飲食店が便乗で一斉値上げ (16日)

 6月以降、ホーチミン市やハノイ市にある多くの飲食店で、ブン、フォー、バインミーなどの価格が一斉に引き上げられている。店主らは値上げの主な理由として、「納税義務の発生」を挙げている。  店主らは、...

ベトコムバンク、東南アジアの有力ブランドトップ30に初選出 (16日)

 英市場調査会社カンター(Kantar)が発表した「東南アジアのブランド価値トップ30ランキング」2024年版で、ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)がベトナム企業として唯一ランクインを果

畜産大手CPベトナムの「病畜の肉」流通疑惑、違反の3店舗に罰金 (16日)

 タイ系畜産大手CPベトナム(CP Viet Nam)が病気の豚や鶏の肉を販売していたとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で告発されたことを受け、南部メコンデルタ地方ソクチャン省農業環境局は11日、検査...

ベトナム航空、スカンジナビア航空と提携 北欧路線の接続強化 (16日)

 全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は13日、スカンジナビア航空との間で、ベトナムと北欧(デンマーク、ノルウェー、スウェ

ダナン:半導体研究開発ラボ建設を承認、投資総額98億円 (16日)

 南中部沿岸地方ダナン市人民委員会は、半導体向け先端パッケージング技術の研究開発(R&D)を目的とした実験施設プロジェクトへの投資方針を承認した。  プロジェクトの投資主は、半導体や人工知能(AI)分野の...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved