労働傷病兵社会省のファム・ミン・フアン次官は、現在同省が在外ベトナム人労働者および在ベトナム外国人労働者に対してベトナムの社会保険への加入を認める案を検討していることを明らかにした。20日付ベトナムプラスが報じた。
同省が20日に主催した保険制度に関するワークショップで、同省が現在意見聴取を行っている改正社会保険法に、在外ベトナム人労働者と在ベトナム外国人労働者に対するベトナムの社会保険への加入を認め、それに関連する規定を盛り込むべきだとする意見が数多く出された。
ベトナムと各国との間では今のところ社会保険に関する協定が結ばれていないため、在外ベトナム人労働者の殆どが受入れ国の社会保険に加入することができず、また、ベトナムで働いている外国人労働者もベトナムの社会保険に加入できない状況にある。
なお、海外で働いているベトナム人労働者数は約50万人。ベトナムで働いている外国人労働者数は約8万人となっている。
・ 在越外国人労働者の強制社会保険加入、政令草案を提出 (2018/04/12)
・ 在越外国人労働者の強制社会保険加入、20年までに一部導入へ (2018/04/06)
・ 在越外国人労働者の強制社会保険加入、18年から義務化へ―新政令草案 (2017/04/19)
・ 20年までに医療保険加入率80%以上に、在外越人含む国民皆保険も (2016/01/25)
・ 改正社会保険法発効、外国人労働者も加入可能に (2015/01/07)
・ 社会保険法改正草案、「新制度で年金額激減」と議員が指摘 (2014/10/27)
・ 改正労働法、外国人労働者にも退職金支給 (2013/12/20)
・ ベトナムで働く外国人に入国前の労働許可証取得義務付けか (2013/09/13)

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