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ハノイ市およびホーチミン市で販売されているコンドームのうち、全体の26%が国際基準を満たしていない。保健省と国連人口基金(UNFPA)がこのほど開催した会議で、専門家らが明らかにした。
現在、全国におけるコンドームの年間消費量は2億個に上っており、このうち15%が保健省人口・家族計画化総局が無料で配布したもので、残る85%が海外から持ち込まれたもの、または全国の薬局や小売店等で販売されたものとなっている。
以前は、国内に流通するコンドームは全て政府機関が公式ルートで輸入し、無料配布していたため、品質を懸念する必要がなかったが、近年は海外から非公式ルートで持ち込まれたものも多いため、品質検査を受けていない粗悪品が市場に出回っているという。
なお、性行為をする際、何らかの避妊を行っているカップルの割合は76.6%で、このうちコンドームの使用が13.6%となっている。