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事故相次ぐハノイ市メトロ2A号線工事、建設業者見直しへ

2015/01/07 07:12 JST配信
(C) VOV
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 交通運輸省はこのほど、建設資材の鉄筋が道路に落下し通行人5人が死傷するなどの事故が相次いで発生し、工事を一時中断しているハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線建設案件(ドンダー区カットリン~ハドン区間)について、安全面を見直すべく、ゼネコンの中国鉄道第6局有限会社に安全対策を講じた上で、20日までに工事を再開するよう求めた。

 同省は、事故の発生や進捗の遅れについては同社が主責任を負うものとして、プロジェクトの最高責任者を変更し、能力のある技術者を送り込むなど人材を刷新して、10日までに同省へ報告するよう同社に要求している。

 また、駅舎12か所の下請け業者を見直すため、15日までに各業者の施工能力を再審査し、十分な能力がないと評価された業者をプロジェクトから外す方針を示した。

 これに対して中国鉄道第6局有限会社は、プロジェクトの最高責任者を有能な人材に変え、同省の求めに応じて下請け業者を入れ替えることに同意した。また、技術監視部を新たに発足し、設計図の再審査を一斉に実施して、安全面を見直すことを約束した。なお、コンサルタント役も同省が指定した同省傘下の科学技術研究所に変更される見通しだ。

 ドンダー区とハドン区を結ぶこのメトロ2A号線は全長13kmで、2011年10月に着工された。当初の投資総額は5億5286万USD(約660億円)となっていたが、2014年に8億6800万USD(約1030億円)に引き上げられている。

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