ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ホーチミン:地下水路掘り起こし運河を復原、950世帯立ち退き

2015/03/03 06:21 JST配信
(C) toancanhbaochi 埋めた運河に敷設された生活道路
(C) toancanhbaochi 埋めた運河に敷設された生活道路 写真の拡大.
(C) toancanhbaochi
(C) toancanhbaochi 写真の拡大

 ホーチミン市は現在、15年前に地下水路化された同市6区のハンバン運河を掘り起こして元の運河に戻す案件を実施している。同案件は環境汚染の改善や浸水の防止などを目的として行われるもので、経費は2兆VND(約112億円)に上る見込み。

 同案件の対象となるのは、6区のローゴム運河から5区のバントゥオン運河までの区間(約1400m)。同案件は2015年から3期に分けて実施され、2020年までに完成する予定だ。第1期の開始にあたり、ローゴム運河からビンティエン通りまでの約200mの区間にあった住宅数十件が既に取り壊されている。

 ハンバン運河では、2000年にビンティエン通りからファムディンホー通りまでの約600mの区間で重大な水質汚染が発生した。このため同市は、同区間を埋めて地下水路とし、3m幅の生活道路を敷設した。

 今回の案件では、ハンバン運河をかつての11m幅に戻し、両岸に街路樹を植える計画だという。ただしこれにより、同運河に平行して走るバイサイ通り及びファンバンコエ通りに挟まれた区画の950世帯近くが立ち退きを迫られることになる。

 なお、環境管理・科学技術研究所によると、同市では都市化の影響により、これまで総面積4000ha余りに上る100の運河が埋められ、姿を消したという。

[Duy Tran, Toancanhbaochi, 10:15(GMT+7) 24/02/2015, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
駐在員が住みやすい海外居住地、ベトナムが世界5位 日本は33位 (5:07)

 ドイツの調査会社インターネーションズ(InterNations)が発表した、駐在員が住みやすい・働きやすい海外居住地のランキング「エクスパット・インサイダー(Expat Insider)」2025年版によると

ライチャウ省:ガン筆頭副書記が党委書記に昇格 (4:26)

 西北部地方ライチャウ省共産党委員会は19日に開いた会議で、レ・ミン・ガン党委筆頭副書記が党委書記に選出されたと明らかにした。任期は2025~2030年となっている。  ガン氏は1969年生まれの56歳。出身地...

山洋電気、フンイエン省に新工場を設立へ (3:59)

 クーリングシステム製品やパワーシステム製品、サーボシステム製品を手掛ける山洋電気株式会社(東京都豊島区)は、同社製品の競争力をさらに高めるべく、北部紅河デルタ地方フンイエン省の第2タンロン工業団地内...

「我が家」を夢見る18歳の少女 (21日)

 南部メコンデルタ地方ドンタップ省に住むファン・ゴ・ジエム・フオンさん(女性・18歳)には「我が家」がない。フオンさん一家は「自宅」を持ったことがなく、フオンさんはこの18年間、母方の祖父母や叔母の家な...

公務員・労働者向けにハイズオン~ハイフォン間の通勤列車運行 (3:30)

 ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)によると、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で働く幹部、公務員、労働者ら約300人は9月22日から毎日の通勤に列車を利用する。VNRが試験的に通勤用の車両を運行すると...

ハノイ:ベトナム国際イノベーション展示会、10月1日から開催 (2:13)

 ハノイ市で10月1日(水)から3日(金)まで、同市ホアラックハイテクパーク(HHTP)の国家イノベーションセンター・ホアラック拠点(NICホアラック)で、「ベトナム国際イノベーション展示会2025(VIIE 2025)」が開催さ...

展覧会「ベトナム、記憶の風景」、福岡アジア美術館で開催中 (20日)

 ベトナム戦争終結50周年を記念する特別展「ベトナム、記憶の風景」が、9月13日(土)から11月9日(日)まで福岡アジア美術館(福岡県福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル7・8階)企画ギャラリーで開催され...

第1回ハノイ世界文化デー、10月4日から開催 (20日)

 文化スポーツ観光省は外務省およびハノイ市人民委員会と協力して、10月4日(土)と5日(日)の両日に、タンロン城王宮跡(タンロン遺跡)で「第1回ハノイ世界文化デー」を開催する。  同イベントを通して創造性を...

企業データベース構築計画を正式承認 (19日)

 グエン・チー・ズン副首相は17日、企業データベース構築計画を承認する首相決定第2074号/QD-TTgに代行署名した。  計画では、◇登録情報、◇税務、◇輸出入、◇社会保険、◇信用、◇労働・雇用の6つの主要データ...

ベトジェットエア、121機目の機材を受領 (19日)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はこのほど、同社にとってタイ・ベトジェットエア(Thai Vietjet Air)とベトジェット・カザフスタン(Vietjet Qazaqstan)

ハノイ:セラフィン廃棄物発電所が稼働開始、1日2250t処理 (19日)

 地場系コングロマリット(複合企業)であるアマッカオグループ(Amaccao Group)は18日、ハノイ市トゥンティエン村(xa Tung Thien、旧ソンタイ町)でセラフィン(Seraphin)廃棄物発電所の稼働を開始した。  同発...

ホーチミン:遠方通勤の労働者に社会住宅支援へ (19日)

 ホーチミン市人民委員会は、所有する自宅が職場から遠く離れている労働者に対し、社会住宅の購入を支援することを認める内容の決定第17号/2025/QD-UBNDを公布した。決定は2025年10月1日から2030年5月31日まで有...

ハノイ:ハベコの工場の区画で「ビール博物館」の建設を検討 (19日)

 ハノイ市は、国内大手ビールメーカーであるハノイビール・アルコール飲料[BHN](Habeco)のハノイビール工場が所在する同市ゴックハー街区ホアンホアタム通り183番地(183 Hoang Hoa T

「ベトナムビジネス展開支援セミナー」、愛媛県で9月30日開催 (19日)

 愛媛県は、2022年から南部メコンデルタ地方ベンチェ省との交流を推進してきたが、7月1日付けでベンチェ省が近隣2省と合併し、新たにビンロン省として活動を開始した。  これに伴い、新たなビジネス展開の可...

25年GDP成長率、IMFは下方修正・UOBは上方修正 (19日)

 国際通貨基金(IMF)はこのほど、2025年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想を従来の+6.8%から+6.5%に引き下げた。輸出の回復と海外直接投資(FDI)の流入が引き続き経済を下支えするとしながらも、米国...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved