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コーヒー大手チュングエン会長夫婦の泥沼離婚裁判、ブー会長に経営支配権

2019/03/29 12:09 ICT配信

 国内大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)の会長を務めるダン・レ・グエン・ブー氏(48歳)と妻のレ・ホアン・ジエップ・タオ女史(46歳)の離婚裁判で、ホーチミン市人民裁判所は27日、1か月に及ぶ裁判を経て離婚を認める判決を下した。

 判決によると、タオ女史が子供4人の親権を獲得する。また、ブー氏が養育費として2013年に遡って子供4人の大学卒業まで1年につき100億VND(約4800万円)を支給しなければならない。財産分割については、総額約7250億VND(約35億円)の不動産を2人が半分ずつ受け取る。

 また、チュングエングループにおける株式約5兆7380億VND(約277億円)と、タオ女史が管理している銀行預金1兆7640億VND(約85億円)の計7兆5020億VND(約362億円)については、ブー氏が60%、タオ女史が40%を受け取るが、チュングエングループの安定した活動のため、ブー氏はタオ女史に株式相当分の現金を支払う。

 これにより、タオ女史は同グループの株式を完全に失い、ブー氏が経営支配権を完全に掌握することになる。財産分割の比率について、ブー氏は自分が70%を、タオ女史は自分が51%を受け取ることを提案していたが、裁判所は「婚姻中に形成される資産は夫婦が共有するもので、財産分割にあたっては双方の貢献度を検討して行う」と規定する婚姻家庭法に照らし合わせ、ブー氏を有利とする判決を下した。

 財産分割にかかる手数料は、ブー氏が48億VND(約2300万円)、タオ女史が33億VND(約1600万円)をそれぞれ支払う。タオ女史は自分が創業から同グループに大きく貢献してきたとしてこの判決を不服としているが、控訴するか否かは明らかにされていない。

 同グループはベトナム最大のファミリーカンパニーの1社。ブー氏とタオ女史は資産を公開していないためベトナムの長者番付にランクインしたことはないが、今回の裁判で2人の資産が表面化した。一審判決が実現すれば、タオ女史はベトナム株長者番付トップ20にランクインし、女性のみで見ると6位に立つと見られる。

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