ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ハノイ:日本人男性がホテルで死亡、死後に新型コロナ感染確認

2021/02/14 22:35 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 ハノイ市タイホー区クアンアン街区タイホー通り2番地にあるホテル「サマセットウエストポイント・ハノイ(Somerset West Point Hanoi)」で13日、日本人男性(54歳)が死亡しているのが発見された。

 ハノイ市疾病管制センターが14日夜に発表したところによると、この男性は死後の検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認されたという。男性はベトナム国内で2229人目の感染者となったが、直接の死因はまだ明らかになっていない。

 これを受けて、当局は現場検証や検死にあたった警察官などをはじめ、市中感染の危険性が高いとして、濃厚接触者(F1)、接触者の接触者(F2)、F2の接触者(F3)などのリストの作成と対策を急いでいる。

 男性は1月17日にベトナムへ入国し、同日から31日までホーチミン市のホテルで隔離措置を受け、この間に2回の新型コロナウイルス検査を受けたがいずれも陰性だった。1月31日に隔離期間を終え、2月1日にハノイ市へ移動した。

 ハノイ市疾病管制センターは緊急通知を発出し、この男性の行動歴を発表するとともに、男性と接触があった場合や、自身の行動歴が男性の行動歴と一致する場合は、地元の医療機関に連絡するよう呼び掛けている。

 男性の行動歴は以下の通り。

1月31日:ホーチミン市タンビン区2街区ホンハー通り2番地のホテル「イビス・サイゴン・エアポート(ibis Saigon Airport)」
2月1日(午前11時~午後1時20分):ホーチミン発ハノイ行きベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)VN254便
2月1日~13日:ハノイ市タイホー区クアンアン街区タイホー通り2番地のホテル「サマセットウエストポイント・ハノイ」907号室
2月2日(正午~午後1時):ハノイ市ホアンキエム区ファンチューチン通り23番地サンレッドリバー(Sun Red River)ビル(903号室、レストラン「トーキョーレッドグリル(Tokyo Red Grill)」)
2月3日:ハノイ市タイホー区クアンアン街区スアンジエウ通り168番地(レストラン「ハチジュウハチ(Hachi Ju Hachi)」)
2月4日・8日:ハノイ市タイホー区クアンアン街区スアンジエウ通り51番地(ラッフルズメディカル(Rafles Medical))
2月5日(午後7時~9時):ハノイ市バーディン区リンラン通り/キムマートゥオン通り75番地(レストラン「トリキチ(Torikichi)」)

 なお、ハノイ市保健局はこのほど、男性が診察を受けたラッフルズメディカルに対し、新型コロナ防止対策のガイドラインを順守していなかったとして一時営業停止を命じた。

※最終更新:2021年2月17日 18:38JST

【関連記事】

ホーチミン:高級マンションのプールサイドで米国人男性が死亡 (2024/03/22)
新型コロナ:ハノイで死亡の日本人から国内初確認の変異株 (2021/02/24)
新型コロナ:ハイズオン省とハイフォンで市中感染12人 (2021/02/23)
新型コロナ:ハイズオン省で市中感染36人、新たな集団感染も発生 (2021/02/22)
新型コロナ:ハイズオン省の感染拡大止まらず、新規感染者18人 (2021/02/19)
ハイズオン省:韓国人専門家が社宅で変死、従業員全員に新型コロナ検査を実施 (2021/02/18)
ハノイの病院、新型コロナ対策不備で業務停止処分 死亡した日本人が受診も検査せず (2021/02/18)
新型コロナ:ハイズオン省で18人が市中感染、18日午前は新規感染者なし (2021/02/18)

[Tuoi Tre 19:01 14/02/2021, 18:20 14/02/2021 / VnExpress 20:00 14/02/2021, 18:49 14/02/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続 (6:58)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メト...

商工省、トレーサビリティ管理システム運用開始 (6:18)

 商工省は23日、製品情報の透明化や消費者保護、企業の持続的発展の支援を目的として、公式ウェブサイト<www.verigoods.vn>でトレーサビリティ管理システムの運用を開始した。  同システムは

ホーチミン:豚肉を化学薬品で「牛肉」に偽装、7人逮捕 (5:54)

 ホーチミン市警察は、豚肉を化学薬品で加工し、「牛肉」として販売していた大規模な偽装食肉の製造・流通ルートを摘発したと発表した。  同ルートの7人が食品の偽装・販売容疑で逮捕された。このうち、レ・...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

VIETJOベトナムニュース、2026年ベトナム祝祭日カレンダー公開 (5:40)

 VIETJOベトナムニュースは、毎年ご好評をいただいております「ベトナム祝祭日カレンダー」の2026年版を公開いたしました。  このカレンダーは、ベトナム

ゲアン省:絶滅危惧種のアジアゴールデンキャットを初めて撮影 (4:29)

 北中部地方ゲアン省のプーホアット自然保護区の責任者であるグエン・バン・シン氏は17日、生きた野生のアジアゴールデンキャット(ベトナム語名:ベオルア=Beo lua、学名:Catopuma temminckii)の姿をカメラト...

地場PC1グループ、日本ハイフォン工業団地の第2期を着工 (4:22)

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で19日、日本ハイフォン工業団地(旧称:野村ハイフォン工業団地)の第2期の起工式が行われた。  同プロジェクトは、第1期の拡張事業にあたり、国内トップブランドの電力工事業者

進和、ベトナム現地法人をハノイに設立へ (3:12)

 金属接合・産業機械関連商品・製品の販売などを手掛ける株式会社進和(愛知県名古屋市)は、ベトナム現地法人をハノイ市に設立する。  進和は、2000年に設立したタイ子会社の進和インテック(SHINWA-INTEC)と...

ハノイ:ホアンキエム湖周辺でカウントダウンイベントを開催 (2:09)

 ハノイ市人民委員会はこのほど、2026年のカウントダウンイベント開催を承認した。カウントダウンイベントは、2025年12月31日(水)午後7時から2026年1月1日(木)午前0時まで、ホアンキエム街区ドンキンギアトゥッ...

25年GRDP成長率、ホーチミン+8.3% ハノイ+8.5% (23日)

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役としての地位を引き続き示した。これは先般開かれた同市共産党委員会の会議で発表されたレポートの中で明らかに...

国際金融センターの設立発表、ホーチミンとダナンの2拠点 (23日)

 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技術、人材を呼び込み、経済成長と国際統合を加速させる制度改革の節目となる。  IFCはホーチミン市と南...

地場ドジ、ハイフォンで75階建ての北部最高層ビルを着工 (23日)

 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプレックス(Dragon 75 Complex)」を着工した。同プロジェクトのハイライトとして、75階建ての高層ビルの建設...

ホーチミン:ガソリンスタンドでの振込決済が拡大 (23日)

 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上や待ち時間の短縮につながっている。  市内の多くのガソリンスタンドで給油機にQRコードが掲示されて...

シンガポールの市場調査会社、ベトナムオフィス開設 (23日)

 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハノイ市に新たなオフィスを開設した。  新オフィスの開設は、クライアントやパートナーにきめ細やかな...

ベトナム、貿易規模で世界トップ15入り 輸出入額が過去最高に (23日)

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高を更新した。これにより、ベトナムは貿易規模で世界トップ15に入り、東南アジア地域では第2位となった。こ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved