ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

新型コロナ:ビンフック省とハナム省で市中感染10人、ハノイはオンライン授業に切り替え

2021/05/03 21:17 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre

 保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する3日午後の発表によると、北部紅河デルタ地方ビンフック省と同ハナム省で市中感染者10人が新たに確認された。

 また、海外からの入国者9人の感染も確認され、うち7人は日本から帰国したベトナム人だった。

 3日午後の時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は2981人、死者数は35人となっている。

 4月27日以降に確認された市中感染(うち1人は入国後の隔離期間終了後に陽性)は6省・市の計35人。内訳は、◇ハナム省:14人、◇ビンフック省:14人、◇ハノイ市:3人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇ホーチミン市:1人となっている。

 新規の市中感染者10人のうち8人はビンフック省で感染が確認され、5人は同省ビンイエン市ホアセンヘルスケアセンターの職員。いずれもベトナムを陸路で出国した後に中国当局の検査で陽性となった中国人専門家とイエンバイ省で接触があった。別の3人は同じ中国人専門家が訪れたビンフック省フックイエン町のカラオケ店での集団感染に関連する。これに先立つ2日、同カラオケ店の従業員6人の感染が確認された。

 この中国人専門家は、4月9日から23日までイエンバイ省のホテル「ニューグエット2(Nhu Nguyet 2)」で隔離措置を受けていたが、同ホテルでは同じく隔離措置を受けていたインド人専門家4人とホテル従業員1人の陽性者も出ている。

 残る市中感染者2人はハナム省で感染が確認された。いずれも日本からベトナムに帰国し隔離期間終了後に陽性となった2899人目の感染者から広がった集団感染に関連する。

 市中感染の拡大を受けて、全国各地で感染対策を強化している。

 ハノイ市では3日午後5時から、市内の遺跡や宗教施設を閉鎖し、路上で営業している飲食店やカフェの営業を一時停止している。また、4日以降は幼稚園、小学校、中学校、高校の登校を停止し、自宅でのオンライン授業に切り替える。いずれの措置も、当局から新たな通知が出るまで継続する。

 また、ホーチミン市では3日午後6時から、市内のマッサージ、サウナ、劇場、映画館、ゲームセンターなどの営業を一時停止している。

【関連記事】

ハノイ:学校の夏休み前倒し、国際課程の後期試験はオンライン実施可能に (2021/05/17)
ビンフック省:バーの営業許可証取り下げ、新型コロナ対策不徹底で (2021/05/11)
新型コロナ:ハノイの中央熱帯病病院で院内感染8人増、ホーチミンもオンライン授業を検討 (2021/05/06)
新型コロナ:ハノイの中央熱帯病病院で集団感染、国内の累計感染者数3000人超える (2021/05/05)
ベトナム入国時の強制隔離期間を14日間から21日間に延長、5日から適用 (2021/05/05)
新型コロナ:ダナンで市中感染1人、ハノイも映画館やジムなど休業 (2021/05/05)
ハロン湾:遊覧船がクルーズ中止 新型コロナ濃厚接触者確認で (2021/05/04)
新型コロナ:ハノイとダナンで市中感染2人、ダナンは不要不急のサービス休業 (2021/05/04)

[Tuoi Tre 18:29 03/05/2021, 14:15 03/05/2021, 11:55 03/05/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ハノイ:大晦日に市内6か所で打ち上げ花火 (2:52)

 ハノイ市は、2026年の新暦正月の1月1日(木)および旧暦元日に当たる2月17日(火)を祝う打ち上げ花火の実施を計画している。  まずは新暦正月の打ち上げ花火として、2025年12月31日(水)の午後11時45分から15分...

ベトナムの25年EC市場規模、成長率で世界トップ10入り (24日)

 商工省によると、2025年の電子商取引(eコマース=EC)市場規模は前年比+25%増の約310億USD(約4兆9000億円)となる見通しだ。小売売上高に占める比率は約11%で、デジタル経済全体の約3分の2を占めるなど、ベトナ...

ベトナム企業、ピエール・カルダンのカナダ事業を買収 (24日)

 イーモール・ベトナム(Emall Vietnam)はこのほど、フランス発祥のファッションブランド「ピエール・カルダン」のシューズ部門「ピエール・カルダン・シューズ(Pierre Cardin Shoes)」のカナダ事業を買収した。 ...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ブラジル、ベトナムと特恵貿易協定(PTA)交渉開始 (24日)

 ブラジル政府は20日、同国のフォス・ド・イグアスで開催されたメルコスール(南米南部共同市場)首脳会合で、ベトナムとの間で特恵貿易協定(PTA)交渉を開始したと発表した。議長国を務めるブラジルのマウロ・ヴィ...

ホーチミン:顔面の巨大腫瘍切除手術に成功、チョーライ病院 (24日)

 ホーチミン市チョーライ病院は18日、男性患者の顔面にできた重さ950gの腫瘍の切除手術に成功したと発表した。腫瘍は顔面と耳の外見に深刻な影響を与え、圧迫による難聴も引き起こしていた。術後の患者の健康状...

ハノイ:無人航空機で医薬品輸送、試験飛行を実施 国内初 (24日)

 ハノイ市のドゥックザン総合病院は20日、直線距離で約8km離れたザーラム総合病院まで無人航空機(UAV)を使って医薬品を輸送する試験飛行を実施した。  ドゥックザン病院は、ハノイ市人民委員会から医療目的...

ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続 (24日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メト...

商工省、トレーサビリティ管理システム運用開始 (24日)

 商工省は23日、製品情報の透明化や消費者保護、企業の持続的発展の支援を目的として、公式ウェブサイト<www.verigoods.vn>でトレーサビリティ管理システムの運用を開始した。  同システムは

ホーチミン:豚肉を化学薬品で「牛肉」に偽装、7人逮捕 (24日)

 ホーチミン市警察は、豚肉を化学薬品で加工し、「牛肉」として販売していた大規模な偽装食肉の製造・流通ルートを摘発したと発表した。  同ルートの7人が食品の偽装・販売容疑で逮捕された。このうち、レ・...

VIETJOベトナムニュース、2026年ベトナム祝祭日カレンダー公開 (24日)

 VIETJOベトナムニュースは、毎年ご好評をいただいております「ベトナム祝祭日カレンダー」の2026年版を公開いたしました。  このカレンダーは、ベトナム

ゲアン省:絶滅危惧種のアジアゴールデンキャットを初めて撮影 (24日)

 北中部地方ゲアン省のプーホアット自然保護区の責任者であるグエン・バン・シン氏は17日、生きた野生のアジアゴールデンキャット(ベトナム語名:ベオルア=Beo lua、学名:Catopuma temminckii)の姿をカメラト...

地場PC1グループ、日本ハイフォン工業団地の第2期を着工 (24日)

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で19日、日本ハイフォン工業団地(旧称:野村ハイフォン工業団地)の第2期の起工式が行われた。  同プロジェクトは、第1期の拡張事業にあたり、国内トップブランドの電力工事業者

進和、ベトナム現地法人をハノイに設立へ (24日)

 金属接合・産業機械関連商品・製品の販売などを手掛ける株式会社進和(愛知県名古屋市)は、ベトナム現地法人をハノイ市に設立する。  進和は、2000年に設立したタイ子会社の進和インテック(SHINWA-INTEC)と...

ハノイ:ホアンキエム湖周辺でカウントダウンイベントを開催 (24日)

 ハノイ市人民委員会はこのほど、2026年のカウントダウンイベント開催を承認した。カウントダウンイベントは、2025年12月31日(水)午後7時から2026年1月1日(木)午前0時まで、ホアンキエム街区ドンキンギアトゥッ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved