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行政手続き改正に関する諮問評議会第4委員会はこのほど、新型コロナウイルスワクチン接種の優先対象者として、外国人専門家を新たに追加することを提案した。
委員会は、「外国人専門家はベトナム国内の多くの企業の経営を支えている。彼らは職業柄頻繁に移動することから、高い感染リスクに晒されているが、ベトナムに滞在しているため、母国でワクチン接種を受けることができない」と指摘。
委員会は、感染予防対策を徹底しつつ、社会経済発展を目指す中で、投資や貿易を促進するために外国人専門家をワクチン接種の優先対象者として扱うことの必要性を強調した。保健省はこの提案について検討中だ。
これに関連し、商工省はワクチン接種の優先対象者リストに必需消費財を取り扱う小売店(スーパーマーケットやコンビニエンスストア、伝統的市場など)の従業員を新たに追加するよう要請した。
必需消費財を取り扱う小売店の従業員は、常に多くの消費者と接触し、社会的隔離措置が適用される地域でも業務を継続するため、感染リスクが高いとされている。
なお、縫製や履物、水産、電子などの労働集約型産業では、企業がワクチン接種にかかる費用を負担する形で労働者をワクチン接種の優先対象者に追加するよう政府に働きかける動きがある。