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石油・ガソリン小売大手のPVオイル[OIL](PV Oil)はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、感染リスクの高い業種の副業をしないよう従業員に指示した。
しかし、この決定を巡って同社の従業員だけでなく、多くの国民からも「労働法違反」「権力乱用」などと批判の声が上がった。これを受け、PVオイルは翌日に決定を撤回し、従業員に自分と周囲の人々の健康を害することのないよう、責任ある行動をとるよう呼び掛けるにとどめた。
当初の指示では、対象となる業種には、◇宅配、◇配車アプリの運転手、◇販売員などが含まれ、該当する業種の副業を継続したい場合、従業員はPVオイルに退職届を提出しなければならないことになっていた。
PVオイルはこれについて、「副業でタクシー運転手をしている従業員が新型コロナ感染者を乗せたことで、本人と多くの同僚が隔離措置を受けることになり、会社の業務に深刻な影響が出た」と説明した。