ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナム遠征の独ドルトムント、封鎖されているはずの「線路沿いカフェ」で写した写真が物議

2022/12/01 14:24 JST配信
(C)thanhnien
(C)thanhnien 写真の拡大.

 サッカードイツ1部の強豪ボルシア・ドルトムントが東南アジアツアー最終目的地であるベトナム・ハノイ市を29日と30日の両日に訪問した。29日には、ドルトムントの面々がハノイ市内でファンとの交流や市内観光を行ったが、その際に撮影された写真が物議を醸している。

 問題の写真は、観光客に人気を集めていた「線路沿いカフェ」の一帯で29日午後に撮影されたものだ。30日にFacebookに投稿された写真では、選手らが線路の真ん中に椅子を置いてくつろいでいる姿が写されていた。選手たちのすぐ傍には、「危険区域、集合禁止、レール内と両側への座席設置を禁ずる」と書かれたベトナム語の標識があった。

 「線路沿いカフェ」では、写真を撮るために、線路内に立ち入る観光客が非常に多かったことから、ホアンキエム区人民委員会が、鉄道制限区域に面するすべての店舗の営業許可証を取り消し、「線路沿いカフェ」を封鎖していた。

 写真が投稿された直後から、ネット上では、「封鎖されているはずの線路沿いカフェに立ち入って写真が撮れるのはどういう理由?」などの書き込みが相次いだ。

 調べによると、ドルトムントの選手たちが訪れたのは、ホアンキエム区クアナム(Cua Nam)街区にあるトアカフェ(quan ca phe Toa)。今回の騒動を受けて、クアナム街区人民委員会は、写真撮影が行われた喫茶店に行政処分を下して営業停止とする方針を示している。

 30日には当局が問題の喫茶店を訪れて、店の横側の線路沿いスペースに敷いてあったタイルを粉々に砕いたほか、バリケードを設置して線路に立ち入りできないように封鎖した。

 地元当局の調査によると、ドルトムント側の広報がベトナムを象徴する写真を撮影したいとし線路沿いカフェでの撮影に臨んだ。選手たちはコーヒーを飲まず、ただ言われたとおりに線路沿いに座って写真を撮影して、数分でその場を去った。

 問題の喫茶店は、以前に営業許可証を取り消した「線路沿いカフェ」30軒に含まれていなかったため、その後も営業を続けていたという。

 なお、ドルトムントは30日、同市にあるミーディン国立競技場でベトナム代表と親善試合を実施。ドルトムントは先制したものの、前半のうちに同点とされると、試合終了間際にベトナム代表にPKを決められて1-2で逆転負けを喫している。

[Thanh Nien 10:16 30/11/2022, 14:20 30/11/2022 U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ナカシマヘルスフォース、ベトナムの大学などと整形外科分野で覚書 (12:26)

 人工関節・骨接合材料・脊椎固定用材料などの医療機器の開発・製造・販売を手掛けるナカシマヘルスフォース株式会社(岡山県岡山市)は、ベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)傘下の医科薬科大学(VNU-UMP)お...

Jizoku、ベトナム農地管理プロジェクト分析支援でArchedaと協業 (12:06)

 一次産業におけるカーボンクレジットの創出支援事業を手掛ける株式会社Jizoku(東京都国立市)は、衛星データを活用した自然由来カーボンクレジット向け解析ソリューションを提供する株式会社Archeda(東京都千代...

クオン国家主席、訪越のブルネイ国王と会談 貿易額倍増目指す (6:34)

 ルオン・クオン国家主席は1日、国家主席の招きによりベトナムを公式訪問したブルネイのハサナル・ボルキア国王と会談した。双方は、両国関係を包括的に強化する方針で一致した。  双方は、首脳級を含む各レ...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

ラム書記長がラオス訪問、建国50周年記念式典に出席 (6:21)

 トー・ラム書記長は、ラオス建国50周年記念式典への出席に合わせて、1日と2日にラオスを公式訪問した。ラム書記長は1日、トンルン・シースリット国家主席 兼 ラオス人民革命党中央委員会書記長と会談した。 ...

事故で切断の手、仮移植した脚から腕への再接合手術に成功 (5:41)

 ホーチミン市のビンズオン総合病院は11月30日、約2か月前に切断された手を脚に仮移植した妊婦のPさんに対し、手を脚から元の腕に戻す再接合手術を行い、成功したと発表した。  Pさんは現在、妊娠34週で、双...

ハノイ:メトロ3号線、TBM1号機が4駅区間の掘削完了 (5:11)

 ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の地下区間工事は1日、トンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)の1号機「タントック(神速=Than Toc)」が同区間の終点であるS12駅(ハノイ駅)に到達し...

イーレックス、トゥエンクアンバイオマス発電所のEPC契約締結 (4:27)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)の100%出資子会社であるイーレックス・トゥエンクアン・バイオマスパワー(erex Tuyen Quang Biomass Power)は2日、

川崎近海汽船、ベトナムに駐在員派遣 事業基盤強化へ (4:24)

 川崎近海汽船株式会社(東京都千代田区)は11月20日、ベトナムに駐在員を派遣した。派遣先は、親会社である川崎汽船株式会社の海外グループ会社であるケイライン・ベトナム(”K” Line (Vietnam)、ホーチミン市)の...

エージェンシーアシスト、新たなICT開発拠点をホーチミンに設立 (3:08)

 加工部品調達やマシナリー、計測などのサービスを展開する株式会社エージェンシーアシスト(京都府久世郡)のグループ会社であるエージェンシーアシスト・ベトナム(Agency Assist Vietnam、南部地方タイニン省)は...

ベトナムハッピーフェスト2025、ハノイで12月5日から開催 (2:14)

 文化スポーツ観光省は、ハノイ市のホアンキエム湖歩行者天国で「ベトナムハッピーフェスト2025(Vietnam Happy Fest 2025)」を12月5日(金)から7日(日)にかけて開催すると発表した。  同イベントは、文化スポ...

新政令、居住地変更を怠ると最大2.4万円の罰金 (2日)

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)によると、居住管理に関する行政違反の罰則が強化される。同政令は、政令第144号/2021/ND-CPに代わるもの。 ...

イオンベトナム、ドンタップ省でSC着工 27年開業予定 (2日)

 イオン株式会社(千葉県千葉市)のベトナム法人イオンベトナム(AEON Vietnam)は11月29日、南部メコンデルタ地方ドンタップ省(旧ティエンザン省)ミトー街区で商業施設「イオン・ミトー(Aeon My Tho)」の着工式を開...

「K-POPの父」イ・スマン氏、ザライ省で観光複合施設を開発へ (2日)

 南中部地方ザライ省人民委員会はこのほど、K-POP産業のパイオニアであり、「K-POPの父」と称される韓国の著名なプロデューサーのイ・スマン氏が共同会長を務めるブルーミング・スカイ(Blooming Sky)社に対し、...

ジャックフルーツ、公式ルートで中国輸出 (2日)

 農業環境省はこのほど、中国海関総署(GACC)との間で、ベトナムのジャックフルーツの生果実の中国輸出に関する議定書に署名した。  これにより、ベトナムのジャックフルーツの生果実が公式ルートを通じて中...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved