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教育訓練省が11月末に発表した報告によると、2022~2023年度の大学・短期大学の募集定員は57万6000人だったのに対し、入学試験に合格して入学手続きを行った人数は46万7400人で、入学率は81%となっている。
入学手続きを行った学生のうち、専攻分野が経営管理の人数が12万人に上り、全体の26%を占め、20以上の専攻分野の中でトップに立った。以下、◇コンピュータ・情報技術(IT):13%、◇工学技術:9%、◇人文科学:9%、◇健康・社会科学:6%、◇教育科学・教師養成:5%などと続いた。
一方、◇農林水産、◇生命科学、◇自然科学、◇社会福祉の4分野は、2020~2021年度から3年連続で入学者数のワーストグループに入った。これらの専攻分野の入学者数は、常に学校側の募集定員の50%程度に留まっている。特殊な分野であることや、就業機会の点で魅力に欠けるとみられているためだ。
なお、教育訓練省は、雇用需要が少ない専攻分野の規模を削減し、社会保険機関のデータベースに連動する卒業生の就業データベースを構築するなどして、高等教育と労働市場の需給における効率的なマッチングを目指す考えだ。