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- ミャンマー大地震でHCMでも揺れ
- 市内マンション340戸の壁にヒビ
- 市全域マンションで地震対策状況を調査
ベトナム建設省は、28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震の影響で、震源から2000km以上も離れたホーチミン市でも揺れが発生し、マンション300戸余りの壁にヒビが入り、床のタイルが剥がれたとの情報を受け、市全域のマンションの地震対策状況について調査するよう同市人民委員会に要請した。
これに先立つ30日、同市8区人民委員会が、区内にある数百戸のマンションの壁にヒビが入ったとの情報について、関連機関と協力して調査と原因究明に当たっていると発表した。報道によると、8区16街区ボーバンキエット(Vo Van Kiet)通りにあるマンション「ダイヤモンド・リバーサイド」で高層階が揺れて、マンション数百戸の壁にヒビが入った。
調査の結果、340戸で壁の亀裂を確認し、一部の階では床タイルの剥がれやテラスの床のふくらみが発生していた。ヒビ割れは、マンション内の4ブロック全てで見つかっており、浅いものから深いものまであった。
同市建設局は、「ダイヤモンド・リバーサイド」と同様の被害が出ていないかを調査すべく、地元の各関連機関と協力して、揺れが発生した他のマンションで被害調査を実施。その結果、今回の地震の影響で壁に亀裂が入ったという被害は確認されなかった。同局は現在、市内の各自治体に対し、被害状況の報告を求めている。
建設省によると、改築や再建築の対象とならないマンション案件の場合、プロジェクトの品質を監視する責任は管理委員会、住民、地方自治体が有する。老朽化や自然災害による影響がある場合、関係者同士で協力して解決に当たり、品質を検査し、必要に応じて修繕や移転の計画を立てる必要がある。