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- ベトナムのAI指数、世界平均上回り6位
- 「AIの社会的受容性」は世界5位
- 「AIの利用度」は低く17位
世界的な市場調査ネットワークであるWIN(Worldwide Independent Network of Market Research)が発表した「世界の人工知能(AI)指数(WIN World AI Index)」によると、ベトナムのAI指数は世界平均を上回る59.2点となり、世界40か国・地域中6位となった。
各指標のうち、「AIへの信頼度」の指標でベトナムは65.6点を獲得し、世界3位となった。
このランキングは、◇AIの利用度、◇AIへの信頼度、◇AIの効率性、◇AIへの関心度、◇AIの快適性、◇AIの使いやすさ、◇AIの社会的受容性の7つの指標を基に評価している。
ベトナムはまた、「AIの社会的受容性」が71.6点で世界5位となった。ただし、「AIの利用度」の指標は37.6点と低く、17位だった。調査によると、ベトナム人の約60%がAIを一度は利用したことがあるものの、日常的に利用しているのは3%にとどまるという。
ハノイ市とホーチミン市では、18~34歳の若年層がAIを最も多く利用しており、南中部地方ダナン市や南部メコンデルタ地方カントー市などの地方都市では、AIへのアクセスに大きな格差があることが示されている。
また、ベトナム人の主要な懸念事項として、プライバシーの問題への懸念(52%)や、AIに仕事を奪われるのではないかという不安(48%)が挙げられた。一方、情報の歪曲(ディープフェイク)については、調査参加者の36%のみが懸念を示しており、先進国に比べて低い割合となっている。