ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

たった一人でヒト型ロボット「アイコ」を開発

2009/01/25 08:25 JST配信

 カナダに住む越僑青年レー・チュンは、美女ロボット「アイコ」を開発したことで知られている。世界のマスコミに紹介され、ヒト型ロボット(アンドロイド)研究者の間でも話題になった。彼は今年33歳、幼いころ日本に暮らしたことがあり、その後両親とカナダに移住した。元々は化学の専門家で、トロント市のヨーク大学に11年間在籍し、分析化学や応用化学などロボットとは無縁の学問を研究していた。

 今から2年半前、彼は精密機械部品、電子部品、ソフトウエア、人工頭脳を組み合わせて女性ロボットを開発しようと決心した。仕事から帰ると地下室にこもって開発に取り組み、完成間近になると丸3カ月仕事を休んで、日本人女性らしき名前を持つこのロボットの制作に没頭した。

 アイコは身長152センチメートル、体重30キログラムと小柄ながら、スリーサイズは82-60-84センチとグラマーな体の持ち主だ。彼女が身に着けているピンクのブラウスは彼の母親が作ってくれたものだ。彼女は少し反応が遅いものの会話をすることができ、英語と日本語の単語1万3000語を使えるという。学習能力があり新しい単語も覚えられる。本や新聞の活字や手書きの文字も読むことができる。さらに計算や色の判別、飲み物や食べ物の種類の判別、ヒトの顔(300人まで)の記憶もでき、天気を尋ねると正確に答え、雨が降っているときに外出する人がいれば傘を差し出す。

 科学者たちは、たった一人でしかも製造コストわずか2万4000ドル(約210万円)でヒト型ロボットを作り上げたことに驚きを禁じえないでいる。これまでは同様のロボットが多くの人材と資金を投じて作られてきたからだ。例えばホンダのアシモの開発には、14年の歳月と1億ドル(約90億円)がかけられている。レー・チュンはさらなるロボット開発のために、投資家の資金援助を希望しているという。

[Tien phong online, 29/12/2008, 12:05].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナム、初のAI法を発表へ 年末めど (15:28)

 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI法を発表する方針だ。  AIを国の知的インフラとして、持続可能な発展や国家競争力の強化、国民の生活...

ベトナム、米国による12種類の漁業認定拒否に再考要請 (14:32)

 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省(DOC)および商務省傘下の海洋大気庁(NOAA)が、12種類の漁業について米国の海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく...

ビンEVタクシー、インドネシア2都市目でサービス開始 (14:21)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・

「おかけになった電話は…」の音声案内で知られる「国民的声」の主 (14日)

 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」とい...

フエ:ボトルや缶のデポジットモデル試行、東南アジア初 (13:46)

 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリターンシステム(Deposit and Return System=DRS)」試行モデルを発表した。これは、WWFノルウェーのベトナム...

ジェトロ「ベトナム経済セミナーin山形」、10月3日開催 (12:55)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大使館との共催により「ベトナム経済セミナーin山形」を開催する。  同セミナーでは、ファム・クアン・ヒ...

ベトナム、WTOの違法漁業補助金禁止協定を受諾 111か国で発効 (6:45)

 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助金の禁止などを定めた「漁業補助金に関する協定(漁業補助金協定)」の受諾書を正式に寄託した。  これ...

ハノイ:建国80周年記念の展覧会が閉幕、来場者1000万人超 (6:29)

 ハノイ市の国家展示センターで15日、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一環である「独立・自由・幸福の80年の歩み」をテーマにした展覧会の閉幕式が開催された。  式典には、...

ロシア保健相、ベトナム行きの機内で人命救助に貢献 (5:14)

 ロシアメディア「RT」によると、先週ベトナムを実務訪問していたミハイル・ムラシコ保健相が、モスクワ発ハノイ行きの機内で高血圧緊急症を発症したロシア人男性の応急処置を行った。男性は1時間後には容体が安...

第15期第10回国会、10月20日開幕 45の法案・決議など審議 (5:07)

 ファム・ミン・チン首相とチャン・タイン・マン国会議長は15日、第15期(2021年~2026年任期)国会第10回会議の準備に関する会合を共同で開催した。  第10回会議は10月20日に開幕し、42日間から45日間にわた...

25年8月新車販売台数統計、需要減少もビンファスト首位維持 (4:24)

 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年8月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーターおよびビンファスト=VinFast含まず)は前月比▲18%減、前年同月比では+3%増の2万...

日系2社、国交省の事業受託でベトナムの空港のスマート化推進へ (4:09)

 株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル(東京都新宿区)は、国土交通省の「2025年度Smart JAMPスマートシティ実現に向けた調査検討業務(複数の要素技術の組合せ)」について、ダイナミックマッププラット...

Green Carbon、農業環境研究所と覚書締結 技術交流推進 (3:01)

 カーボンクレジット創出販売や農業、環境などの事業を手掛けるGreen Carbon株式会社(東京都千代田区)は4日、東京で開催された日越農業協力対話官民フォーラムにおいて、小泉進次郎農林水産大臣とチャン・ドゥッ...

ベトナム航空協賛のクラシックコンサート、ハノイで10月開催 (2:26)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)が協賛する「ベトナム航空クラシック・ハノイコンサート2025(Vietnam Airlines Classic - Hanoi Concert 2025)」が、同市ホアンキエム区ホーグ

VNVCとロシア製薬大手が提携、次世代バイオ医薬品の国内生産で (16日)

 ベトナムワクチン株式会社(VNVC)は12日、ロシア製薬大手メドシンテズ(Medsintez)との間で、次世代バイオ医薬品とワクチンの製造技術移転に関する協力協定を締結した。調印式にはロシアのミハイル・ムラシコ保健...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved