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現在、ゴックさんの牧場は新たな経済モデルを学ぶための見学希望者を受け入れている。さらに、週末にはファミリーで牧場を訪れ、ダチョウを眺めたり、ランの花園を見学したり、魚釣りを体験したりもできる。
ダチョウ飼育の成功により、新型コロナ禍においてもゴックさんのモデルは地元のアグリビジネスの発展に新たな方向性を開いた。ゴックさんの牧場は地元住民10人の雇用を創出し、1人あたりの給与は月500万VND(約2万4000円)だ。
ドンチエウ町人民委員会のグエン・カック・ズン副主席によると、ゴックさんのダチョウ飼育の成功を受けて、町としてもこのモデルを拡大すべく尽力しているという。
ドンチエウ町スアンソン街区青年団のグエン・マイン・テー書記はこう語る。「私たちは、ゴックさんに町と省の起業クラブに参加してもらい、成功の秘訣や経験を共有し、また若者たちに進取の精神を広めてもらっています」。
ゴックさんは近い将来、アグリビジネスの発展に向けて、エコツーリズムと組み合わせた新たな牧場モデルを展開する予定だ。また、新たに複数の動物を飼育し、自身の牧場をミニチュアの「サファリ」にするというアイデアも抱いている。
「若いうちは、自分の思考ややり方を革新していく努力をしなければなりません。失敗を恐れていたら何をやってもうまくいかないでしょう。多くの潜在的なリスクを抱えるアグリビジネスの発展など、まさにそうです」と、ゴックさんは話した。