ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

チュオンサ諸島海戦で犠牲になった夫を37年間想い続ける妻

2025/03/23 10:50 JST配信
イメージ画像
イメージ画像

3月初め、チュオンサ諸島海戦のニュースを耳にしたハーさんは、心が燃えさかるように感じ、夫のことが心配で夜もぐっすり眠ることができない日々が続いた。

 そして3月14日。ベトナムの声放送局(VOV)の放送で、夫と戦友たちがガックマー岩礁を守るために勇敢に戦い、犠牲になったと知ったハーさんは言葉を失った。

 ハーさんは数日間、飲まず食わずで、ただ子供を抱きしめて泣いていた。その様子を見かねた夫のきょうだいたちが、北部紅河デルタ地方ニンビン省からハーさんのいるカインホア省まで迎えに来て、ハーさんと子供を夫の故郷に連れて行った。

 故郷では、夫の親戚たちが慰め、励ましに来てくれた。孫を抱くたび、残されたハーさんたち母子に対する同情、そして若くして祖国のために犠牲になった息子に対する同情から、夫の母親の目には涙があふれた。

 ハーさんは、ここで負けてはいけないと思い直し、子供とともにカインホア省に戻った。昼間は建設作業員として働き、夜は子供の世話をした。

 37年間、夫と暮らした地で、女手一つで子供を育ててきたハーさんは、慰霊碑に刻まれた夫の名前を見るたびに涙をこらえることができない。「私はあなたとの約束をきちんと守ったわ。娘は立派に育って、私の世話もしてくれるようになったの。でも、あなたは一体どこにいるの…」。ハーさんは今もずっと、夫を想い続けている。

【関連記事】

戦死から58年、烈士が婚約者のもとへ「帰還」 遺骨発見で身元確認 (2026/07/29)
婚約者の戦死から58年、80歳女性を「烈士の妻」に認定 (2026/07/21)
クアンビン省:チュオンサ諸島海戦から36年、戦死者の名を冠した道路が誕生 (2024/03/15)
チュオンサ諸島海戦から35年、各地で戦死者慰霊行事 (2023/03/15)
チン首相、チュオンサ諸島海戦英雄烈士慰霊碑を訪問 海戦から34年 (2022/03/14)
ガックマー烈士と人民軍英雄の記念碑、チュオンサの島に設置へ (2018/10/29)
チュオンサ諸島海戦で戦死した父の後を継いで、海軍入隊を志願した女性 (2018/03/18)
チュオンサ諸島海戦から30年、犠牲者64人の慰霊祭を開催 (2018/03/15)
ガックマー戦士記念碑が竣工、チュオンサ諸島海戦戦死者を慰霊 (2017/07/18)
1988年のチュオンサ諸島海戦で闘った最後のダナン兵が病死 (2017/02/28)

前へ   1   2   3   次へ
[VTC News 06:57 14/03/2025, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
ビナサンタクシー、ビンファスト製EV導入で車両多角化を推進 (6:36)

 地場タクシー大手のビナサンタクシー[VNS](Vinasun)はこのほど、不動産開発を中核とする民間複合企業

ベトナム政府、外資企業の商業活動規定を改定 新政令第342号公布 (6:28)

 政府は9月3日付で、外資系投資家および外資系経済組織の物品売買・関連活動を規定する政令第342号/2026/ND-CPを公布した。同政令は10月18日に施行され、従来の政令第9号/2018/ND-CPを置き換える。商法第22条お...

シティジム、全社再編でホーチミンの大型2店舗の営業を一時停止へ (5:19)

 地場のフィットネスチェーン大手であるシティジム(Citigym)は、全社的な事業再編に伴い、10月1日付けでホーチミン市の大型2店舗の営業を一時停止すると発表した。  高コスト構造や消費者の支出抑制などによ...

ソ連寄贈のヤシ林、40年以上を経てリゾートに変貌 クアンガイ省 (13日)

 南中部地方クアンガイ省には、かつてソビエト連邦(ソ連)から寄贈されたヤシ林がある。企業からヤシ林を伐採してエビ養殖池を建設する提案があったものの、地元の指導者たちはこれを拒否し、このヤシ林を保存し...

ビンファスト、伊SACEなどから2億USD調達 (5:15)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)系の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)の傘下で研究開発(R&D)などを担うビンファスト・ベトナム(

26年8月の訪日ベトナム人は5.7万人、1~8月は50万人超 (4:55)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計(推計値)によると、2026年8月の訪日ベトナム人数は前年同月比▲7.5%減の5万6600人となった。一方で、2026年1~8月の累計では、前年同期比+5.4%増の50万5300人となり、50万...

ラオス航空、ホーチミン線を10月就航 ダナン線は一時運休 (4:54)

 ラオスの国営航空会社であるラオス航空(Lao Airlines)は、10月以降、ビエンチャンとホーチミン市を結ぶ直行便とパクセー経由便を順次開設する。  一方で、路線網の最適化を図るため、9月10日よりビエンチャ...

サングループ、世界最大級の大日如来像を建設 全高167.5m (3:50)

 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)は、北中部地方タインホア省ヌア街(thị trấn Nưa)のヌア山観光エリアで展開される「Legend of Am Ti...

ビンロン省:姉妹2人が宝くじ1等当選、当選金は総額100億VND (2:39)

 南部メコンデルタ地方ビンロン省チャビン街区(phường Trà Vinh)にある宝くじ代理店「フオックザイン(Phước Danh)」の店主レ・フウ・フオック氏は、カマウ建設宝くじ会社の1等当選券...

世銀、ベトナムの交通インフラ・水産業強化に6.7億USD融資 (17日)

 世界銀行(WB)は、ベトナムの貿易回廊強化と沿岸地域の生計向上を目的とした3つの新プロジェクトに対し、傘下の国際復興開発銀行(IBRD)を通じて総額約6億6674万USD(約1040億円)の融資を承認した。同資金は、農産...

オーストラリア、ベトナム産ザボンを6か月輸入停止 管理不備で (17日)

 オーストラリア農業・水産業・林業省(DAFF)は、バイオセキュリティ上のリスク管理が適切に実施されていないとして、ベトナム産ザボンの輸入を9月15日から6か月間停止することを決定した。  これを受け、ベ...

韓国チキン大手bhc、ベトナム1号店をホーチミンに開業 白米提供も (17日)

 フライドチキンチェーン「bhc」を運営する韓国の外食大手ダイニングブランズグループ(Dining Brands Group)はこのほど、ホーチミン市ハイントン街区(phường Hạnh Thông、旧ゴーバップ区)...

ハノイで夜通し大雨、各地冠水で交通混乱 学校がオンライン授業に (17日)

 ハノイ市で9月16日夜から17日朝にかけて激しい大雨が降り、市内各地の主要道路が大きく冠水した。雨は一晩中降り続き、一部の観測所では短時間で130mmを超える雨量を記録した。これにより広範囲で道路が冠水し...

地場キムロン、タイで自社ブランドバス発売 初日に50台受注 (17日)

 大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーター(Kim Long Motor)は15日、タイのモビリティサービス企業であるキセッティモビリ...

インド人15人死亡の高速船転覆事故、無資格者に操縦させた女を立件 (17日)

 南部メコンデルタ地方アンザン省警察は15日、同省フーコック特区(đặc khu Phú Quốc)で7月に発生し、インド人観光客15人が死亡した高速船転覆事故に関連して、操縦資格のない者に船舶を操...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved