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2025年8月11日午後、三重県津市の海岸で日本人の子ども2人が強風と大波で沖合に流され、現場に偶然居合わせたベトナム人男性2人が子ども2人を救出するという出来事があった。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、危険を顧みず子どもを救出した男性2人の勇敢な行動に賛辞の声が上がった。
そのとき、日本人の男の子と女の子が海岸の遊び場の近くで浮き輪に乗って遊んでいたところ、突然の強風と大波で岸からおよそ100mの沖合に流され、海岸沿いに約700mも漂流してしまった。
潮の流れも速く、浮き輪がいつ転覆してもおかしくない危険な状況に気づいたベトナム人のファム・クオック・ダットさん(男性・27歳)とトン・マイン・トゥアンさん(男性・30歳)は、すぐさま海に飛び込み、救出に向かった。
ベトナム現地紙の取材に対し、ダットさんは当時についてこう語る。
「あの日、海で遊んでいると、遠くから助けを求める声が聞こえて、浮き輪に乗った子ども2人が波にさらわれて流されているのが見えました。僕とトゥアンさんは何も考えず、2人のところまで泳いで行って救出しようとしました。でも、あのときは風も強く、波も高く、潮の流れも速くて、その方法ではうまくいかず、いったん岸に戻って救助方法を変えることにしました」。