![]() (C) thanhnien、ドライマホガニー |
![]() (C) thanhnien、ドライマホガニー |
1865年末までに、ピエール氏は植物園の面積を20haに拡張し、もともとあった自然の熱帯林に残る「タキアン(ベトナム語名:サオ=sao、学名:Hopea odorata)」、「アピトン(ベトナム語名:ザウ=dau、学名:Dipterocarpus alatus)」、「メンガ(ベトナム語名:ゴードー=go do、学名:Afzelia xylocarpa)」、ビルマカリンなどのさまざまな樹木を保護した。
ピエール氏はさらに、インド、オーストラリア、アフリカ、日本、インドネシアなどの各地から多種多様な樹木を持ち込んだ。この中には、産業用樹木、日陰樹、果樹なども含まれていた。ピエール氏は、10万点を超える標本と、多数の樹齢100年以上の古木という遺産を残した。
サイゴン動植物園植物部門長のグエン・ティ・ベー・バーさん(女性)によると、現在も園内では120年から160年の樹齢を持つ貴重なドライマホガニーの木6本を保存しているという。
中でも樹木番号「1700」のドライマホガニーは、ベトナムで最も大きく、最も古い木とされている。サイゴン動植物園の開園と同じ1864年にアフリカから初めて持ち込まれ、移植された「1700」は、樹齢160年以上、高さ62m、樹冠幅27mで、幹周は12.5mにも達し、「ベトナム遺産樹」に認定されている。
この木を起点にドライマホガニーの群生が広がっていき、東南部地方ドンナイ省のカットティエン国立公園など、近隣の自然林にも広がった。外来種ではあるが、在来種の生態系への影響はほとんどない。
・ サイゴン動物園のゾウたちの知られざる物語 (2023/09/10)
・ ベトナム最古のサイゴン動物園、150年の歴史と変遷 (2015/03/29)
・ トラの赤ちゃん誕生に貢献した猛獣飼育係員達 (2014/06/22)

から



)
)
)
)
)

)

)
)
)
)


)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)













