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また、メンバー間の連携用にトランシーバーも備えており、防護装備は地元当局から提供されている。ヌンさんは過去5年間に、これらの消火機材を使って22件の火災を消し止めた。
ヌンさんの消火活動を見た地元住民20人が、隊への参加を申し出た。こうして8月14日、地元当局による「ハイヌン(Hai Nùng)有志消防救助隊」の設立手続きが完了し、本格的な訓練も行われた。
同隊はこれまで、消防当局の活動を力強く支えてきた。直近では、国道30号線沿いの縫製工場で火災が発生した際、ヌンさんはポンプ4台を現場に投入し、消火活動に加わった。隊員らは近くの池から水を汲み上げ、朝から夕方まで放水を続け、火災を抑え込んだ。
それ以前にも、旧タムノン郡の水産会社近くで発生した火災に即座に駆けつけ、ポンプ2台を10分間フル稼働させ、隣接する住宅の全焼を防いだ。
ヌンさんは隊員に対し、「絶対に無茶はしない」という厳しい原則を定めている。現場に早く到着した場合は消火に全力を尽くすが、すでに火が激しく燃え上がっている場合は、放水によって火勢を抑えて隣家への延焼を防ぐことを最優先とし、専門的な対応は消防当局に委ねる。
「ハイヌン有志消防救助隊」の隊員であるグエン・フオック・チエウさん(男性)は、地元住民もこの取り組みを応援していると語る。ガソリン代や設備の維持費として毎月かかる数十万~数百万VND(10万VND=約610円)は、すべてヌンさんが農業資材店の収入から負担している。
タンタイン村警察副署長のボー・ミン・ニー中佐によると、ヌンさんと有志消防隊の活動は、地域の緊急対応力の向上に役立っているという。
ヌンさんは、将来、所有するすべての機材を隊の若い世代に引き継ぎ、地域貢献活動を続けてもらいたいと考えている。

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