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ベトナムサッカー連盟(VFF)はハノイ市にあるVFF事務所で9月9日、日本人サッカー指導者の足達勇輔氏(58歳)の新テクニカルダイレクター(TD)就任式を開催した。6月末に退任したドイツ人のハンス=ユルゲン・ゲーデ氏の後任として、主にベトナムの育成年代強化と指導者育成などを担当する。
足達氏は神奈川県出身の58歳。1984年から1988年まで西ドイツに留学して、地元クラブでプレイしながらケルン体育大学でコーチング理論を学んだ。帰国後は、ベルマーレ平塚やセレッソ大阪の下部組織、JAPANサッカーカレッジで監督を務め、2005年に横浜FCの監督に就任。2012年から2014年まではAC長野パルセイロでスポーツダイレクターとして働いた。
足達氏は2017年にアジアサッカー連盟(AFC)のエリートインストラクターとしてベトナムを訪れており、ベトナム人指導者を相手に講師を務めたほか、これ以前には、香港サッカー協会でも指導者育成に尽力。また、FIFAワールドカップでは、2002年大会と2006年大会でテクニカルスタディグループに参加した経験も持つ。
足達氏は就任式の挨拶で「ベトナムで仕事出来ることになり、とてもうれしく思います。TDとして招いてくれたVFFには感謝しています。TDは重要なポジションであるため、オファーを受けるときは慎重に吟味しました。私がこれまでに培ってきた経験を活かして、ベトナムサッカーの発展に貢献したいと思います」と語った。
また足達氏は今後の目標について、「まずはベトナムサッカーへの理解を深めること。指導者たちと会って情報交換することから始めます。幸いここには、ベトナムサッカーを熟知したパク・ハンソ監督(ベトナム代表)とフィリップ・トルシエ監督(U-19ベトナム代表)という優秀な指導者もいます。彼らと協力しながら、ベトナムサッカーの強化を図っていくつもりです」と述べた。
なお、足達TDはベトナムサッカーのレベルついて、「個々の技術はありますが、現時点でヨーロッパと比べると不十分。しかし、勤勉な性格のため、大きく成長する可能性を秘めています。日本は30年かけてアジアのトップクラスになりました。ベトナムがいつそのようなレベルに達するかは分かりませんが、努力を続ければ遅かれ早かれ、その域に到達できるでしょう」と評した。
記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

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