![]() (C) nguoilaodong ![]() |
統計総局がこのほど発表した2014年9月の全国消費者物価指数(CPI)によると、9月のCPIは前月比+0.4%で、過去7か月で最大の上昇幅となった。前年同月比では+3.62%の上昇。前年12月比では+2.25%の上昇に留まっており、過去12年間の最低値となっている。9月は新学年がスタートしたため、学費の上昇が大きく影響した。
CPIを構成する11品目中、「教育」が前月比で+6.38%上昇。うち「教育サービス」が同+7.17%上昇している。ホーチミン市及びハノイ市の2大都市では「教育」が前月比でそれぞれ+19%、+8.55%上昇しており、各学校が2014~2015年度の新学年スタートに合わせて学費を引き上げたことが大幅上昇に繋がった。そのほかの上昇品目は前月比で小幅な上昇に留まっている。
一方、ガス小売価格やガソリン・各油種価格が値下げされたことから、「住宅・電気・水道・燃料・建設資材」が前月比で▲0.38%低下。また、「交通」が同▲1.85%低下した。
年初9か月のCPIは前年末比+2.25%の上昇で、2014年のCPI上昇率目標値+7%の3分の1に留まっていることから、このままいくと年間目標値を大きく下回る可能性がある。