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統計総局がこのほど発表した2014年6月の消費者物価指数(CPI)によると、6月の消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%で、3か月連続の上昇となった。前年同月比では+4.98%となり、前年12月比では+1.38%上昇している。上半期のCPI上昇率は年間目標の5分の1に当たる+1.38%に留まっており、過去13年の最低値となっている。
但し、この数か月の前月比CPIの上昇率は徐々に上向いており、4月の+0.08%から5月は+0.2%、今月には+0.3%へと上昇している。
上半期のCPI上昇率が低水準に抑えられていることは、インフレ抑制及びマクロ経済安定化に向けた政策の効果によるものと見られているが、購買力の低さが経済成長のリスクとなっている。内需が低迷しており、インフレが抑制されても経済の回復が顕著になっていないことから、経済の停滞に繋がるとの懸念が広がっている。