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統計総局がこのほど発表した2014年8月の全国消費者物価指数(CPI)によると、8月のCPIは前月比+0.22%で、5か月連続の上昇となった。前年同月比では+4.31%の上昇。前年12月比では+1.84%の上昇に留まっており、過去5年で最低水準となっている。公共料金の引き上げがなかったことに加え、ガス及びガソリン価格が引き下げられたことが影響した。
8月CPIの前月比上昇率は、前月の+0.23%とほぼ同じ水準だったが、過去3年の8月における上昇幅が◇2011年:+0.93%、◇2012 年:+0.63%、◇2013年:+0.83%と比較的大きかったため、今月のCPI上昇幅は驚きを持って受け止められている。2011年は教育費、2012年及び2013年は医療サービス料金が上昇してCPIを押し上げたが、2014年は公共サービス料金の影響がさほど大きくない。
品目別で見ると、前月比で上昇幅が最も大きかったのは「食料品・飲食サービス」の+0.45%。続いて上昇幅が大きかったのは、「繊維製品・革靴・帽子」の+0.32%だった。
一方、ガスの小売価格が低下傾向にあることから、「住宅・電気・水道・燃料・建設資材」が前月比で▲0.31%低下。また、ガソリン・各油種価格が7月28日、8月7日・18日と3回引き下げられたことで、「交通」が同▲0.02%と小幅に低下した。