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日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2019年10月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+18.0%増の4万6500人で、2018年9月の3万9421人を7100人上回り、10月の過去最高値を更新した。ベトナムは2012年1月から7年10か月連続で各月の最高値を更新している。
1-10月期では、前年同期比+27.8%増の42万2500人となり、2018年1-10月期の33万0663人を約9万1800人上回った。1-10月期の伸び率を国・地域別で見ると、ベトナムは上位20か国・地域の中でトップに立っている。
訪日ベトナム人については、訪日セミナー及び商談会の実施やイベント出展、訪日旅行商品の販売促進等の訪日プロモーションにより、紅葉鑑賞を目的とした旅行商品の販売が好調だったことに加え、新規就航、増便による航空座席供給量の増加やインセンティブ旅行を目的とした渡航の増加もあり、訪日者数は前年同月を上回った。
なお、10月の訪日外国人の数は前年同月比▲5.5%減の249万6600人で、2018年の264万0610人を約14万人下回った。前年同月を下回ったのは、訪日外客数が多い韓国市場からの訪問者数が半減した2019年8月以来2か月ぶり。
訪日外国人の全体数が前年同月を下回ったのは、韓国市場の減速(前年同月比▲65.5%減)によるものが大きい。一方、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催により、出場国からの訪日外客数が前年同月比+8.1万人増加。市場別では、英国、ロシアで単月として過去最高を記録した。東南アジア市場も全市場で前年同月比が2桁の伸びを記録するなど引き続き堅調に推移した。
また、1-10月期の訪日外国人の数は、前年同期比+3.1%増の2691万4400人となり、2018年1-10月期の2610万9329人を約80万5100人上回った。