![]() イメージ画像 ![]() |
日本経済新聞およびマークイット社が発表した2021年7月のベトナム・日経PMI(製造業購買担当者指数)は45.1で、前月の44.1から+1.0ポイント上昇した。
ベトナムのPMIは、2020年1月まで50以上を維持していたが、同年2月以降は6月を除くすべての月で50を割り、9月は3か月ぶりに50を上回って年初来最高を記録した。その後、同年10月以降は11月を除いて50以上を維持していたが、2021年6月に8か月ぶりに50を割ると、7月の指数でも2か月連続で50を下回った。
新型コロナ第4波の急拡大により社会的隔離措置が適用されていることを受け、多くの企業が一時閉鎖または営業を一時停止したため、7月の新規受注および生産量はいずれも急減した。ただし、生産量の減少率は、昨年3月に発生した新型コロナ第1波に伴う減少幅を下回っている。
コロナ禍が長期化していることで、企業の信頼感は低い水準に低迷しているが、2022年には生産量が増加すると楽観的な見通しを示している。