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日本経済新聞およびマークイット社が4日に発表した2021年12月のベトナム・日経PMI(製造業購買担当者指数)は前月比+0.3ポイント上昇の52.5で、3か月連続で50を上回った。
ベトナムのPMIは、2021年4月に1年6か月ぶりの高値となる54.7を記録したが、6月には8か月ぶりに50を割り、以降4か月連続で50を下回った。10月には5か月ぶりに50を上回った。
12月は顧客の需要が改善し、新規受注は引き続き増加している。増加率は前月とほぼ同じ。海外からの受注数も増加しており、伸び率は直近8か月間で最も大きかった。これを受け、生産量も引き続き増加した。また、6か月連続で減少していた雇用が増加に転じた。
一方、生産向け原材料の購買活動は減少した。原料在庫も減少した。
サプライチェーンの寸断によりサプライヤー納期が引き続き長期化したが、納期の遅さは4月以降で最も小幅だった。
原材料が不足していることにより、原材料価格が上昇した。これを受けて、メーカー各社の販売価格も引き上げられた。