米国のユナイテッド航空は、今後のベトナム~日本線の需要増加に応えるため、同路線の香港経由での就航を準備中だ。17日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
ユナイテッド航空アジア・太平洋地区副社長のジェームス・ ミュラー氏は、ベトナムの航空市場の潜在的市場価値と今後の発展の可能性を高く評価し、特に近年、ベトナム~香港・日本間の航空市場は年々拡大しているとコメントした。
ベトナム観光総局(VNAT)の統計によると、2011年上半期にベトナムを訪れた外国人観光客数は前年同期比18.1%増の296万5820人。この内、最も多いのが中国人観光客で、以下は韓国人、日本人、アメリカ人と続いた。
ユナイテッド航空は、2004年にアメリカの航空会社として初のベトナム便であるホーチミン~サンフランシスコ線(香港経由)に就航した。同社は80年代以降、アジア太平洋路線を大幅に増便し、競争力を増強することに成功している。