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ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anphabe)の最新調査によると、ベトナムの離職率がこの3年間で連続して上昇している。今年は24%に達し、直近4年間で最高値を記録すると予測されている。また、高級管理職は給与が高いほど転職意欲が高いことが分かった。
マーケティング、販売、IT、金融の4つの分野では、給与や役職が高くても転職意欲が高い傾向が見られる。例えば月給8000万VND(約37万4000円)以上の高級管理職でも、2人に1人は転職を考えたことがある。一方、一般社員では月給が低いほど転職を希望する割合が高く、月給1000万VND(約4万7000円)未満では29%に上る。
転職を希望する割合は、1990年代生まれの若者層が他の年齢層を上回っている。労働環境に満足していても、1年以内に転職を考える人が17%余りいる。
離職が深刻化している原因として、新規設立企業が大幅に増加していること、大手企業の社員の32%が将来起業を希望していること、海外への移住が増えていることなどが挙げられる。