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ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)は、国家エネルギー安全保障を確保するために石油とガスの埋蔵量を増やさなければならないという大きな課題に直面している。
この背景には、直近5年間で石油ガス埋蔵量の増加分が大幅に減少していることが挙げられる。増加量は原油換算で2015年の4050万tから2018年に1200万tへと減少し、2019年は1338万tだった。
一方、政治局が承認した「2030年までの国家エネルギー開発戦略の方針および2045年までのビジョン」によると、2021~2030年の10年間における石油ガスの供給量目標は原油換算で1億7500万~1億9500万t、2045年までの25年間では3億2000万~3億5000万tに設定されている。
年間の確認埋蔵量増加分を生産量で割ったリザーブ・リプレースメント・レシオ(RRR)は、2019年が63%で、2016年から4年連続で100%を下回っている。
石油各社が2019年に開発した油田は11か所で、2012~2015年期に比べ▲70%減少した。さらに新規開発した油田は埋蔵量が少なく、採掘中の油田の埋蔵量も予想より急速に減少している。